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2010年09月15日 Category : 砥石

先日の日本テレビ ミリオンダイスの包丁砥石の件、チョッポリ30秒でしたね~。穴の中は5秒??
撮るのは30分以上だったんですが・・まぁこんなもんです。
金物マガジンのVol21の穴の中の写真も今回のTVもLEDの1200mm管1本でフラッシュなし!!なんです。カメラの性能がいいのか?ちょっとわかりませんが、明るく撮れるじゃありませんか!!
一度使うと、穴の中ではほかは使えません。おためしあれ。
伊予の硬めのもので、徳井さん??が上手に研ぎなさってあれだけうまい事切れれば、こさえがいがあるというものです。
ほとんどの、白鷹先生の包丁も伊予仕上げっぱなしです。
テレビのダイジェスト?はこちら。http://www.ntv.co.jp/dice/contents/contents090201.html
焼いてくれと、ご希望ありますが、白鷹先生シリズと同じ名目でOKでしたらお送りします。
金物マガジンVol22白鷹先生登場もご希望の方お送りします。

ホントは盆過ぎにがんばる予定であったのですが、暑さで気力が殺がれてしまい、先延ばしの繰り返しでありました。
そろそろ涼しいので、砥石山調査再開できました。
昨今の、山城国砥石こと京都市右京区梅ヶ畑算出砥石の売れ筋傾向としまして、硬いのはイヤンという感触があり、やや軟で細かいものというものをカジルべしと、暇を見ては探しました。

軟質といえば、裏の大突あたりの天井巣板か、音戸山圏の鳴滝、近世以降の中山の大幕路頭から上に上がって桜から車口が主です。
それ以外は大概、包丁とぎなどの大きい市場向けには硬めで難色であると感じました。

ところで、戦中までは十六代が細めに採取し、挽き場を構えていたのが中山の呼称発祥地で言わば中世中山があります。
現在の近世中山擁する、梅ヶ畑向ノ地町の北部から猪尻町にまたがるところに、位置します。
中世のころ、菖蒲谷に次ぎ鳴滝・大突ガ始まり、中に(それらに挟まれるところに)ある山の始まりがここにあたり、「中山」の呼称を得たのです。
近世以降は地の利にさらに優れる南にくだり、巣板の層は弱りきってしまったものの今ではこちらがよく知られます。
近世中山もかなり南北と少し西に範囲が広いですが、僅か北直近に中世盛んであった場があるということになります。

戦後、界隈が開発され山自体も取り潰されの予定でしたが、紆余曲折ありの山地として少し残ります。
本間府は大突の400mに迫る長さといわれ、隣町のあるところまで貫通するほどとりきったものもあります。
奥殿川の下まで潜る物もあり、当然敷き巣板(本巣板)もあったと聞きます。
中世から採取されるので山の形がすっかり変わるほどで、路頭も多くいろいろなところでいろいろなとり方がなされ、おもしろいです。

極めて軟質から、中硬まではありますが、川に下ったものはおそらくかなり硬くなることでしょう。
山6合目より上はよく風が入り、原色黄色から赤が多めで、梨地が多く飛びます。
中山らしく縦に割れよいので、歩留まりは厳しそうです。
3jf1yjrvドクドク原色な路頭の石。過度に軟質。つめで削れる。アウト。
何枚か追えば硬さは上がる公算。
t2y7mbelこのお肌が見たいがゆえに、山城国産にこだわる方も多かろう。
路頭路頭。中山らしく立つ石です。左右にまくって進軍します。それで、中山のダイナマイト使用は、砥石本層にかかれば皆無であったそうなです。一路菖蒲谷目指して延びます。
試堀坑1南向き、内部石は東西に走る。断層でちぎれたもの狙いと思われる。
試堀坑2同じく南向き。粘土破り!!破ると砥石であるのを見越すが、見事にゴクドウモノ天国でした。おおハズレ。
goc90mz2携帯のカメラしかなかった。暗い。
773foel0粘土破りからおそと
本坑石垣本坑の石垣は抜群に健在。付け肌見る限り特級!!
垣根にするにはもったいなや。?
綺麗にして枠を組み直しせねばなりません。枠組むときやゴモクのかしのときはホントヘルプ求むです。

最後はアド、
伊予の間府内 LED SMD 4W*2
30cmのちびLED二個、5mおきのすずらん配置。
これで上等明るい!
フラッシュなし。

60cm LED SMD5060 26φ管 蛍光灯60cm LED SMD5060 26φ管 蛍光灯
山奥の街灯ひとつないところで点灯。石ミの中の砥石から1.8m高さに吊り下げ設置。一人の作業範囲では昼間のような明るさを実現!
写真はフラッシュ無しで撮ったままでの無加工。円高なんで負かる!

60cm LED SMD5060 26φ管 蛍光灯
そのときのみの中の石の拡大。これで石のねじ取りできる明るさで、夜勤し放題!
暑い日は夜勤に限る!

和釘、喚鐘つり金具 和鉄製輪鉄!蹉跌と木炭で冶金した古来の製法でできた鉄!
1880年ころの錬鉄=銅と等価どころの価値ではとてもかえない。プライスレスのレアメタルです。
白鷹先生にお送りしました。何ができるかな?ですね。
Jの字は、釣鐘を吊るやつで、ボルトがなかった時代のもので、楔をかんぬき状にさして固定していたのです。
曲がり部分は当時溶接もないのでタンセツしてうまくつけてます。
かさのはる和鉄は、超ウルトラスーパーレアでした。文化財関係のお役所が大概かんでくるので、ほとんどが没収されてしまうのです。

habatan mutoutei仲間の大工さんがんばってます。明石大橋の真下です。

舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸舞子公園 旧武藤邸カネボウ創始者の家らしい。県文化財洋館
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