北浜~キター 鉄のリサイクルのまたリサイクルです!
いまはスペシャルなマンションがたっとるではないですか。
なぜ私ナンゾ呼んでいただいたかは謎です・・・
三越の鉄筋の材には、明治の初めの鉄道のレールを転用していれてあったのです。
今回、刃物になることで再々利用になると思います。
双頭だるまちゃんレールというもので、英国アームストロング社??の
反射炉の中で、半溶解鉄を混ぜ混ぜしながら空気を適度に吹き込むと、中の不純物がよく燃え、その燃焼熱を反射還元して反射炉内の熱的平衡を維持すると言うもの。
お邪魔な可燃物がなくなると、炉内の温度が下がって完了!
俗に言うパドル法というやり方みたいです。
半溶解のときに強引に混ぜ混ぜしますので、巣だらけ気泡だらけの鉄になるのです。
当時の製鉄技術者さえ、今日の日本の刃物の最良の地金材の一つになりうるということは知る由もなかったと思います。
踏鞴の製鉄に比べるとはるかに大量生産ができますが、棒で混ぜ混ぜとか熱反射のために設備を覆わなくてはならず、現代製鉄の高炉に比べれば、生産性と均質性は遥かに劣ります。
生産性は時代が進むにつれて、有利です。
しかし、面白いのは、風説に忍耐し朽ちにくい鉄というのはその逆の順序です。
現代鉄は、高炉という縦に連続した閉鎖的環境下で完全溶解状態となりそのまま燃料兼還元剤であるコークスのリン・硫黄分をたらふく含んだままになってます。
モリブデンをわずか添加して、硫黄分を二硫化モリブデンとして封じますが、これは錆の根の道しるべとして働き、中から朽ちてしまうときいたことがあります。
現代鉄では、再利用の再利用まで永らえるのは、難しいかもしれません。
砥石山の間府の中では、環境がよければ、コカシ(坑木)が50年以上生きているものもあります。
鉄は、15年くらいで跡形もなくなるようです。
当然ながら現代では、採算性・生産性が大切です。
誰も、往年のパドル法製鉄で地金を練ってやろうとは思わないのです。
採算性・生産性においてダメだということのようです。
今、明日ダメでも、今回のように150年近くしてからとても喜ばれるものも確かにあるのです。
人間の生存可能時間以上のすっぱんで物を考えるということはそれだけ難しいことなのだと思います。
魔の4本完成。他内曇、白巣板など。正本山の真祖の桁外れな力



先日のピンク巣板原石です!
いい子に育ちました!

これは、浅黄に風が入って色物に遷移する状態の戸前。
ずばり、砥石を見る目が変わります!革命的スペシャル

今までの巣板はなんだったのか・・・

早いもん勝ち、感想ヨロシク
中世12世紀ごろの刀剣用磨き砥石としてこの山のこの層の板が活躍しました。
真ん中にぺけ筋~
残念

17日アーカイブ
でした。正本山の真祖
よろしくお願いします
万国共通術!Diamond srully [ダイヤモンド泥漿]

う~んこれ兄弟石。
砥石を使いこなす達者な職人さんは、ニポンジンだけではありません。
How do you think about diamond srully?
ときかれたときには驚きました。
我々の勝手に言うところの、ダイヤモンド自己名倉術です。
これ言うと、あんまり伊予のコメドとか名倉石売れなくなると悲しいので、聞かれない以上黙っていたのですが、
このたびの硬い巣板誕生を機に、実際ご確認いただきましょう!
はい、便利です。
ダイヤモンド砥石いかが?
Srully とは、スライムっぽいケンダク体のことで、いわば砥膜とかトクソです。
これを、ダイヤモンドで人工的に再現してかつ、生まれた砥面の条痕をも有意義に活用しちゃおうというすばらしい術といえば大げさですが、皆さん知ってますよね?
硬い石はあきがきます。というか使うのがたいそうになってきますので、この手を用います。
一往復だけでもずいぶん変わるものです。
向こうの方は、Diamond srullyとよんでます。
私は、本日まで自己名倉とか自爆名倉とか言って遊んでましたがDiamond srully technorogy!!
ってかっこよくないですか?今日からコレで呼ぼうかな・・
宮本さんの肥後ナイフ本皮ケース

新製品。肥後ナイフケース。
120mm特大がしっくり?
本皮製待ちつき。
ナント2400円位すると思います。
高すぎるが、本皮で待ちつくとこのくらいになるみたいですね。
合皮で廉価なもの出るのを期待します。。。
鍛え倒しの一週間
イロイロ出ました。

天井の白の内曇。
本間氏が刀剣用曇採取と鑑定等幕府に一任されていたころ、中世のころより高雄の内曇で磨かれていたそうです。こんな物も山がずって路頭。
例の地震が高雄に来たら、どうなることやら。

信じられぬ原石。

スケベ心が災いした環巻のぶつ大会
金属質なものが出てます。
美しいですが昇天。

菖蒲宗五郎の水間府浅黄。
作業小屋の生活用水採取に使っていた間府で、今ではごもくの下敷きで絶対訪れることができない間府。
素行特殊!黒い梨地と淡い色もとっておき。鍛えが非常に平滑にかかり、辞書をめくるようにスパッと真っ二つに開いた抜群の板。
熟練工向きです。
いかが?
煙硝黒(青)蓮華巣板について

敷き巣板中心で大どれするところの芯に現れます。たとえば大平の煙硝で鏡面仕上げが普通にできるのです。研磨力に優れ、生地も細かいです。
巣板層の弱い鳴滝向田・中山では出ません。
最も化石生物的名残が残った板です。



その根拠は、生物蛋白変性物か嫌気性好硫黄生物の遺物の雰囲気に満ち溢れているものが多いのです。
一般的に、巣板の大どれするところほど筋が少なくなる傾向がありますが、煙硝傾向が強まります。
煙硝とは、読んで字の如く蛋白由来成分として、硫黄分と硝酸や亜硝酸イオン(窒素酸化物)とかの介在するものということで解釈していただいてかまわないと思います。煙硝雰囲気を醸し出す臭気は無論、2億5千年前といわれる生物の蛋白変性物に由来するものであるということに思いを馳せて、古代ロマンに浸りながら研ぎを楽しんでみてください。
さて、よいことばかり書き連ねましたが、
採掘されるまでは、高圧密閉雰囲気の中でいわば最も風の入らぬところにあったものですので、我々の活動する大気圧下でしばらくすると膨張して目も当てられないことになるものもあります。
今度写真とっておきますね!ある意味自分が買った砥石でない限り面白い見物です。
あまりにも、生き物の遺物が残るためか、切断面からヌメリがでたり、塩分の結晶が出たりと、あたかも生もののようです。これらは煙硝の生い立ちを知れば予見できることでしょう。
金属様のきらきらが入っていることが多く、かたまって出ます。
鍛えて飛ばさなければ使い物になりません。
無論よく刃物がさびます。防錆処理おねがいします。
これらの理由で、昔は捨てていた巣板でした。
しかし、よく原石を選別し、よく鍛え上げた物は、素晴らしい力を持ちます。
短足鉋追加
砥取屋さんのところに!
砥取屋さんのところに昨日、あるものの作成状況お伝えにフラット寄せていただいたときのもの。黄色巣板?100Kg超える原石!
つけの皮の色。東と見分けつかぬような?
しか~しとても分厚いですね!
厚さに対する付けが見当たりませんので、これで一個の原石になるかと?
いいなぁ~ご飯まで頂きごっつあんでした。
ぎょ-
お食事中の方。申し訳ありません。 私事ではありますが、ギョウチュウが沸きました。一番下の子にです。 田舎で生物ばかり食べていたからなのかどうかわかりませんが、学校からお手紙いただいて参りました! 薬は~
こんなんです。 ピンクの小粒に似ていますが曲者! 6粒1000円ですって!?これを5粒飲んで14日したらもう一回のむようです。![]()
これを一所帯分のむのです。大きな出費・・ 勘弁してよといったところです。 私の場合飲むと気分が悪くなりましたね。。。 追い討ちをかけるように、鳥居の朱色をしています。う○こが! コンナの初めてです。今週はついてないX
暑くなってきて、イロイロな虫さんが元気なようです。皆さんもお気をつけくださいね。
三木刃物クラブ
今年も刃物クラブにお邪魔虫君。私は包丁が気になってました。。
安平さんの柄で、早速白樫の割り柄ができてきてました。
木理が美しくあがるほか、非常に強力。良いものにあたると、下がり輪を下げなおすことがなくなります。樫は手を入れてきずくりすると大変身します。
十分元を取る、強力な柄です。
鑿柄の取りこぼしの落ちは槌柄に転向させましょう。
鉋の台でも、割台は台直しする手間が少なくなります。
年末の応援で、使っていた例ののたつき乳母めかしの台は、ここ半年、買い物籠にほうりこんで応援先の軒先の日陰で風が当たり放題のところで放置。
箱にも、布でも巻いてません。
押さえ溝上部のところ割れましたが、このままけづりに来ていた大工さんに渡してほぼ台直しなしで削れたみたいです。
台は恐ろしいほど手間を詰めてくれます。使う砥石とか刃の銘柄なんぞどうでも良くなってくるほどです。
帰りに鋸鍛冶の仲さんの鋸をいただきにあがると、破竹盛りだくさん!らっきーです
Copyright c 200x xxxxx. All Rights Reserved.