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2009年05月31日 Category : 野鍛冶様

連休中伊予の石を集めたときのおもいでについて。

これは以前上げていた白鷹先生関係の記事の何点か・・
High Master Shirataka lib. 001.bmp
High Master Shirataka lib. 002.bmp High Master Shirataka lib. 003.bmp High Master Shirataka lib. 004.bmp
High Master Shirataka lib. 005.bmp High Master Shirataka lib. 006.bmp High Master Shirataka lib..bmp 3459596748_22c3b5265b_o.jpg

これは、木曜に来た6寸大仏殿鉄と普通鉄
shirataka Iyo 180- 1.JPG shirataka Iyo 180- 2.JPG shirataka Iyo 180- 3.JPG

これは、連休中先生宅で見せていただいた初代の千代鶴の切り出し小刀。
昭和30年代没とj聞きます。
木屋にお勤めになっていたころ、毎日眺めていたそうで、負けないような刃物を作出したいと日々おもっていたとのこと。
先生の宝物です。
Shiraktaka Chiyozuru Sadahide Kiridashi-5.jpg Shiraktaka Chiyozuru Sadahide Kiridashi-4.jpg Shiraktaka Chiyozuru Sadahide Kiridashi-3.jpg Shiraktaka Chiyozuru Sadahide Kiridashi-2.jpg Shiraktaka Chiyozuru Sadahide Kiridashi-1.jpg

結構古代的?な無骨でごつごつ肌の刃物しか誂えぬと思っている方がいらっしゃるとおもいます。
片刃は、裏が通らず、鋤もカナトコはたきっぱなしか、大雑把なものとおもわれがち。
しかし、切り出しや、時代に応じて現れる正倉院などから出た、文官が提げて持っていたなまぞり風のものの裏の仕事は、それに見合わせた非常に手間をかけ、樋をとったり、千代鶴とおなじすき方であるかいさき付近で丸く作って留め、なおかつ縦鋤きです。
最近では、丸砥ですいて留めてあるものや、そもそもかいさき無視で透き通してあるものが、ほとんどでそうしなければ、普及価格で作成できません。
片刃の裏鋤きありの刃物でひとくくり出来ますが、出来上がるまでの過程や手法は全く異としているのです。
先生は、はるか昔の木屋のころから、どのような道具をどういう使い方で、鋤いてあるのか穴が開くほど眺めて、見て習うを実践していたようで、古希を超えた今でも少しでも近づきたいと、おっしゃっておりました。
単に、稀有な道具を所有することでの宝物という意味合いではなく、切り出し自体がよき先輩であり、師であり、活きた字引であるという意味合いでの宝物。
いかなる名工でも、人としての寿命が訪れますが、名作は活き続け、技術や勘も後世に伝えることが出来ますから、職人さんは夢のある仕事です。

錆び釘に鋼付けしたもの。
shirataka yarikannna [白鷹先生の和釘につけた小刀] shirataka yarikannna [白鷹先生の和釘につけた小刀]

奈良朝時代、文官さんの腰に下げるもの
shirataka yarikannna [白鷹先生の槍鉋正倉院復元] shirataka yarikannna [白鷹先生の槍鉋正倉院復元]

ぼこぼこしか作れまいとは言わせません。

全国数多の古墳等から出土したちょうなの復元品。
おろし金から誂えてあるので、気の遠くなるようなお手間詰まってます。
現在、われわれが使うのであれば、一般住宅の大工さんでも登場機会のあるものでなくてはということで、
隅木のおちがかりの欠きとか、危険なにおいのする硬そうな節飛ばし、追い入れカキトリ、野母屋の垂木欠きナンゾで絶大な便利さを発揮する片手ちょうながよろしいともいます。
先生の次回作はこれかも?連休中に蜜に打ち合わせしてまいりましたので、やや期待してください。
私はブロック槌に刃をつけて、バシバシしばいてました。
思い切りやすくてよく働きます。
Shirataka revivified ancient anze-.jpg
柄どうしよ。。。
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2009年05月27日 Category : ahonakoto

最近五月病?で放置なことが多い今日この頃です。

それで、産卵床をと思い伊予鉢のコケに目をやると、既に卵がかなりついてました。
後手をとってしまいました。
よっぽどモジャモジャの水槽内でない限り赤ちゃんは親に見つかってぼうふら扱いとして食われてしまいます。
それで、卵は取り出してイチゴパックなどに置いておかないといけません。
Medaka eggs-2.JPG 


更に見てみると???なんと!?丘の上のコケにも卵があるではないですか・・・??
ジャンプして擦りつけたのかそれは謎です。
水位はそんなに変わってないはずですからますます謎です。
Medaka eggs-1.JPG

下には、コケのちぎれたかすにたくさん絡み付いてます。
Medaka eggs-3.JPG

探してみると鉢のコケやらちぎれたコケにたくさんあって、鉢は取りきれなく思い別のバケツに10日つけおいて全部孵化させきる作戦としました。単に面倒になっただけ?
それで、棕櫚作成も面倒なので、鉢を撤去した水盤に水中でも良く茂るコケを放り込んでおきました。
これでこれに卵を産み付けてくれると思います。
7日くらいで、また別のコケと交換して、このこけを赤ちゃん専用の鉢に10-14日つけておくと、孵化してもご安全にすごせると考えております。
いつも隠れていたためか、鉢をのけて気づいたのですが、ちょっとめだか多すぎ?
Medaka eggs-4.JPG

今回のなぞの出来事で、ちゃんと産卵用のモジャモジャしたものは入れておかねばならぬと学習いたしました。
めだかちゃんには本当に申し訳なく思っております。

水盤の水位と日照だけ管理することだけで結構育つ鉢を作成したいと考えておりましたが、卵管理には、モジャモジャの定期的な入れ替えは、必要かと思いました
2009年05月26日 Category : ahonakoto

最近ぬくいので、松の赤ちゃんをあまりにも放置しすぎたためヘンテコになってしまいました。
それでトリミング!
産卵床用にアオミドロが苔を補充せねば・・・
 iyo bomsai pot-1.jpg
iyo bomsai pot-2.jpg iyo bomsai pot-3.jpg
はい完了
伊予のタイル型のものを鉢の下に敷きこんでいると、良くしたにもぐって、餌のときしか全員集合しません。
人の気配を感じるとさっと隠れるのです。

別の鉢のだるまちゃんのめだかちゃんに髯がはえているではないですか?
実は、私の髪の毛を餌と間違えて食べてしまったようです。
食いしん坊恐るべし。
今のところ、元気にがっついているのでもう少し髯を楽しみたいと思います。

medakachan-1.jpg medakachan-2.jpg
今年は去年や一昨年よりもまじめに鉢の手入れをしていると思います。
単にめだか萌え?

ではまじめに、総黄板赤色交じり、かなり硬め。
75*205がみっちり取れます。
今は折りカネ挽き。
king-1.JPG king-2.JPG king-4.JPG king-3.JPG
2009年05月25日 Category : ahonakoto

欧州向きに注文いただいた、小さい四角い伊予を刳って適当に植えるというもの。
向こうでは、普通の陶製の湯のみ位の鉢に、日本の樹木の苗を植えてあるのが流行っているようです。
初めは、六角とか丸とか八角にしてくれといわれたのですが、光触媒をしみこませるで勘弁してということで
何個か作ったものの残り。
下は抜かずに、水盤定置式。
私の、松杉桧は、四季を通じて伊予鉢の実験で無事に生きておりますので、おそらく浮かべておけば、無難に育つのではないでしょうか?
超適当放置状態でもがんばれるというのがうりです。
欧州向けミニ伊予鉢
欧州向けミニ伊予鉢-2
それで、窒素分固定用のクローバーが伸びすぎてタイヘン。
これは流石に放置しすぎです。
間引いて、肥やしように今干してあります。
ぼうふらの季節ですから、退治用に適当に入れておいためだかがどんどん卵産んでおもしろいです。
産卵床には、普通にもじゃもじゃな藻とかホテイアオイとか棕櫚(シュロ)のかわのもじゃもじゃがいいみたいです。
棕櫚はお寺の鐘楼にぶら下がっているあの木です。葉っぱがそてつぽいような??
非常にモジャモジャが向きにくく、燃やしてみたりいろいろ苦しめられた思い出がありますが、めだかにとてもよろしいとは知りませんでした!!
今年から、だるまちゃんめだかや色のおかしいめだかを新たに入れて、ぽこぽこうんで面白いので、山に行ったついでに、田んぼや川でみじんこ??掬ってどんどん水盤にほりこんでます。
といっても網を振るだけで大漁でとてもカンタン。
食いつき方が普通のえさと違います。生肉はおいしいようで食べ方が凶暴です。
ぼうふらでも養殖しようかしら?
クローバー勢力強すぎ!!! しのぶとか・・・
めだかのための生肉 みじんこ?
2009年05月20日 Category : 野鍛冶様

白鷹先生 あをによし賞記念フォーラムが!
こちらは、インフルエンザがはやっておりいろいろ大変です。
せっかく白鷹先生のあおによし賞受賞記念フォーラムがあるというのに、没になりました。
残念。
2009年05月19日 Category : 鋼材


白鷹先生にお渡しした双頭レールの当時の刻印つきのレールの件などで大変お世話になりました高嶋様がいらっしゃいました。
そのときにいただいた輪切りのもの。
以前先生にいただいたものは、常三郎さんにお渡ししたので、二度目の輪切りゲットです!
ありがとうございます!
今度こそ、わたしの手元に残ってくれそうです。
鉄ちゃん(鉄道マニア)ではありませんが、とても素敵なものであると思います。
左がだるまちゃん形状の双頭レールというもので、1970年代より英国で作られていたもの。
わが国では当時、独自の古代製鉄法しか知られておらず、レール用の鉄をたくさん作るといった技術がなかったわけで、初の鉄道路線である1872年(明治5年)新橋-横浜間のレールや次いで大阪-神戸間のレールがこのレール。
1867年が大政奉還ですから、想いっきり時代劇の世界です。
高嶋様がおっしゃられるには、これはおそらく大阪-神戸間のもので一次大戦中であった大正初期の大阪北区北浜の大阪三越の竣工のためには、この明治初期のレールの廃材を、基礎鉄筋などに転用せざるを得なかったという時代背景があったということです。
しかしこの偶然の出来事の組み合わせは、当時の双頭レールをコンクリートでできたタイムカプセルという興味深い形で平成の世の立替のときまで保管されてきたということになります。
解体する必要のないところも残したまま、工事も進めらたので、また後の世のためのタイムカプセルも温存されているということになります。

右は、私もはじめて見た、東京市電のT型レールと呼ばれるものです。
1910年ころ英国にて製造。面白い溝があります。
だるまちゃんは転んで困るので改良されたTの形になっていったようです。

traditional rail.jpg

高級大工刃物の地金に使われるこれらの鉄は、
  1. 還元剤としてりん・硫黄を多く含む化石鉱物である石炭でなく木炭使用
  2. 錬鉄の「練」がいうところのパドル法製鉄(櫂でかきまわす)
  3. 釜地の「釜」がいうところのボイラーによく適した鉄材
  4. チェーン地の「チェーン」がいうところの錨自体やこれをぶら下げるチェーンとしてよく潮風に耐えた
  5. 橋梁鉄の「橋梁」がいうところの鉄道の鉄橋など大きな構造物に用いられた
といったことで知られ、しかも総て同じ炉で出来上がった鉄。
1番の還元剤が純なカーボンである木炭であるということと、2番の製鉄法でかき混ぜながら、空気を送って不純物をよく燃やせるので更に純度が上がり柔らかさと耐食性が増すが、半溶解状態を経て製品化されるので、画像でも確認できるようにムラムラの模様が出たり空泡ができたりしますがこれが更に砥石あたりを向上させます。
3,4,5番で分かるように量産が効いて熱水、塩害、風雨に永い間晒されても、中から錆びず表面のみ錆びるという、現代高炉製鉄にはなしえない利点があります。
それで、同時のチェーンは命が永く、現在でも少し手に入るようです。
現代製鉄が近代製鉄に至らないと言う点があるというのもおかしな話しで、パドル法に回帰してもコストがかかって現実的ではないのです。
それで、錬鉄が銅と同じ値段で取引されるというのも納得な話です。
ましてや、白鷹先生が鍛冶人生を賭して古代製鉄材による1000年の命を持つ釘をSLMC材を通じて復元させたということは、気の遠くなるような話になるのです。
鉄ほどいろいろな種があり、遠い金属はないのかもしれません。
地金について紹介されている語の意味が少しでもお分かりいただければありがたいです。

併せてこんな記事もある!!

高嶋様ともお話しましたがSLMC切り出しお願いしてあります。
気長におまちください。


2009年05月06日 Category : 砥石誂え

連休中も伊予でがんばってます。
家のもの放置!
かなり面白い石が出ましたので、
元気があるときに挙げます。

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