白鷹先生のスゥエーデンサンドビック槍鉋成型しますた
レース台(200Vで動くグラインダ)では楽にできそうだと思っていたのですが、100Vしかなかったので試してみると、とってもさくさく削れます。
焼きを入れていないものですので、鋼とてプニプニ。
鋼は、1977年に三条の岩崎さんと苦労なされて共同購入したといわれる、スウェーデンサンドビック鋼。
カーボン1.2%越えているもので、いまや幻の鋼になりつつあります。
熱処理を行った際、焼きの入り方がすこぶる良好で同じ度数の日本のものと手応えは、まったく異なるとのこと。

やはり、火花は豪快に飛びます。
カーボンが上がるに連れ、線香花火のように綺麗に枝分かれ。
ただし、カーボンの他はどの元素も添加されていない事が前提。

余りにプニプニなので、刃先がグラインダに押されて曲がるくらいです。
これを、熱処理しますとギンギンカチカチになります。
チビットカーボンがはいっているだけで、鉄が鋼に化けるのですから、不思議です。
焼きを入れて、刃をつけるのがたのしみです!!
サンドビックは、ベルトコンベアーとかも日本に出したりしており、運送屋さんの集配所なんかにいきますと、お目にかかれるときがあるかと思います。
今でも、結構な数の鋼を供給しており、カーボン度数も色々。
不純物少なきよき鋼材として知られております。
日本で言う日立グループみたいなものですね。
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