開発種高炭素鋼鑿 更にいぢめ
先日の新しい炭素鋼鑿を誂えになった職人さん曰く、鉄は純鉄に何かしら工夫してあるとのこと。
純鉄で、ある天然砥石で研ぐと際立って面白い模様がでるのか?お聞きしたところ。「しらん!」というお答え。
結果としては良く下りて研ぎやすいので、わたし的には好みです。
しかし納得いきません。何かしら地金に混ざっているはずです。
でなければ、このような模様は出ないと単純に思ったりもします。
一般的に金属は、純度が下がってくると、硬くなることが知られてます。24金より18金が硬いのです。
でもぷにぷに。訳が分かりません。
仮に地金にも一般的な極軟鉄と同様に僅かながらのカーボンが散っているとすれば・・・鋼と同様良く錆びます。
カーボンは錆を呼ぶとお考えください。白紙より青紙。青紙より燕鋼が錆びにくいのはクロムやタングステンが成す働き。
カーボンの散り方に斑があって、模様をなすのであれば、模様のところが顕著に錆を帯びます。
これは、鉋を研いで使ったときに経験していることだと思います。よくあることです。
今日は雨でしたので、雨水が当たる所に放置してみました!
罰当たりでも、知りたい探究心には勝てません。ゴリオシで実験です。
結果は、鋼だけが良く錆びました。
地金は艶々のまま。
謎です。
考えられることは、模様にはカーボンが一切関与していないということです。
関与している場合は、そこが顕著に錆びますので一目瞭然。
何かの異種金属元素であることが濃厚?
でも柔らか!叩けば裏だしの槌がめり込んで楽しいです。
全く解せません。謎々の堂々巡り。眠たくなってきました。
ただ、わたしの想いの中では、もっといじめてみたい欲が沸騰してきたことは明らかなことです。
他どんなプレイでいぢめればよいかリクエストもお待ちしております。
ご存知の方いらっしゃれば、御享受ください。今回はお手上げ!ワカリマセン。
よろしくおねがいします。変な模様みえるかな?ちょっと曇る物で合わせると一気に出ます。(謎)
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