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2007年12月08日 Category : 大工仕事


今週は、色々私用がありましたので、大工さんは一日だけ。

斗繰り大会とします。


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尺二ありますので大造さんの尺1鋸でもいっぱいです




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これは、斗の原寸。敷き面と斗繰り上を一線で結び、できる角度を取ります。これが命




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何を??




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原寸と見比べてください。勘の良い人なら何のための物体かお分かりかと。




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丸鋸ベンチスタンドや昇降盤といった道具は、持っていません。

この据え方も我が秘密としてきたところ。棒二本と定規の向き。

これだけです。

応援先ではやらないやり方です。




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敷き面と斗繰り上を一線で結んだ角度で、そぎ落とします。

これは丸鋸でバッサリ。




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こうなっちゃいます。因みに、120φで概ねの斗繰りに対応できます。

小宮だと80φがいい感じ。右は溝突きカッター120φ

チップの丈だけ一撃での欠き込み寸法が決まりますので、それを踏まえてもう一ひねり治具を作ってあげる必要が有ります。

すべて明かすと面白くないでしょうから、そこの種明かしはしないでおきます。

ぜんぜん弾きませんし、刃のでしろもせいぜい5分が関の山ですので、相当頑張らないと怪我はしません。




20071206_08.jpg image by mifuqwai


こちらが、215φで斗繰りしたもの。デカイと当然Rもでかくなりますので、日立工機C8UA丸鋸で繰ります。

使った工具はまるのこのみで、一撃必殺です。

あとは皮むき程度に鉋掛けますと艶々!

お手間1/5以上



現在斗繰りは、外注とか、すんごいハイテクな機械かM井鉄鋼か帯鋸ですらせて取るかとてもでっかいミゾツキ盤か二段にまるのこで入れて手鉋で減らすといった方法です。

内二つはとても危険で皆さん良く斗を弾き飛ばしたり、お手手を飛ばしたりと最もやりたくない仕事でした。

良く血まみれになった方や、宙を舞う斗を目にしました。


こわいおもいでばかりです。
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