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2008年01月16日 Category : 包丁

 白鷹先生の包丁です。現在、伊予型五寸五分を固め打ちしていただいてます。
種類により、青紙と例のスウェーデン鋼1.2Cwt%ほどの高炭素鋼を使います。
出刃は、多少度数下げたもの使います。
ス鋼は経時硬化著しく、焼鈍はもちろん他色々な熱処理技術を要しますが、スキット焼きが入ってシナヤカなよい鋼だということです。 
仕上げは、伊予砥程度の生地で上がってます。これでも切れ味と表現するよりも、吸い込みがよいと評されます。刃引きをする楽しみもあります。
機械かたぬきものではなく、はたきっぱなしですので刃渡りは10mm程度むらあります。重ねや身もばら付きあります。
指示された価格表でご案内です。黒打ちの柳は、正味の刃渡りを指します。



出刃七寸



伊予型五寸五分



小出刃


黒打ち柳九寸

他菜切り・鰺きり等

見た目よりも、機能・性能を重んじる方には、この上ないすばらしい作品。
よろしくおねがいします。 

 

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コメント

●報告!
お疲れ様です中岡翁!!
例の報告ですが、背中に大きな羽根のt.A.T.u.がありましたがな! とこのへんにしまして

白鷹翁の包丁は 江戸時代のようなデザインで 自分好みです
あのような造りが好みで 白鷹翁が玄能や鑿、鉋を造るとどんなになるか見てみたいです!以前に造られた事ありますか?

中岡翁っ奈良大工さん解放されてどうですか?手道具ガンガン使う機会無くなって寂しくないですか? 田斎さんの玉鋼鉋は使ってますか?
(^^)/~~よろしくです
●タトーーー
お疲れ様です。
手道具は、ちょいよんと槌と矢と鏨があるので楽しいです。
奈良はとぉいので駄目です。京都の倍ありますー。
鑿は私が最近見た中では、つばのみを誂えられていらっしゃいます。
あとはよきやちょうなとか一通りです。
竹中道具博物館の古い道具の再現を、地金も鋼も和鉄(たたらで蹉跌を木炭還元した日本古来の製鉄法)で誂えになったものが何点かあります。鋼は、和鉄の屑をおろし金して浸炭させながらまとめて鋼としたものですから、とっても大変そうです。
鉋は人に貸してばかりで使ってません。
YXRの鉋もかしたままで使ってません。
そんなことよりタトーというお話、うらやましいですね。私は、真夜中のお山でOssanとウッホッホ。代わってください。

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