猪尻山研ぎました
今日は猪尻山の色物にくびったけでした。
Pretty
かわけつ
皮けつの鮮やかな発色と地図のような等高線状の模様は、中山の典型であり、それを踏襲。
桜間府(中山の最上段の間府で木津山に向かって西に展開する)の原石と見分け付きません!
タンガロン超硬ではつり、鍛えるとサクサク切れて、柔らかな石であることを予見させてくれます。
「これりゃ、柔らか中庸な石ぞな?」とおもいきや、刃を当ててとってもびっくり。
作っているときに、概ね石の刃当たりについてわかると思っていたのですが、今回のような予想外の出来事もことも起こるという発見がありました!
勉強になります。
この研ぎ動画ご覧になってどう感じるでしょうか?
ちゃんと硬めの、中山の色物のような素行を見せてくれます。
こりゃ、桜の極上ものそのものです。鉄の華しか咲きません。
中山は色物から先になくなってしまったので、最近はしっかりしたものはトンと見ることができません。
あまりにも嬉しい予想外のできに感動シマシタ。
ムチャクチャ研ぎやすく、天然砥石が病み付きになるようななんとも言い表しがたい研ぎ感があります。
もちろん、生地は極細かく、どちらの方向で刃研ぎをしたのか解からなくしまうほど。
黒光りして、地の模様が良く浮き出るかもしれません。
どことなく上品な感じのあがりになるような?
鍛えてよし、研いで見てよし、猪尻山万歳
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