池内さんに頂いた、樫1TONとみかんの木
先月今月と、三木の池内刃物様に白樫1TONくらいと、みかんの木適当本数お届けいただきました!
ありがとうございます!!
私の手持ちは8年くらい野ザラシのものが沢山ありましたが、かんながお好きな方たちに砥石のお供として差し上げてしまいました。。。
鉋は台が八割、研ぎと刃は一割ずつとよく聞くものです。
とてもよい台を、探して誂えるのは、とっても面倒ですが、八割の部分を攻めるのですから、上手くいくと以後とても素敵です。台直し手間が激減して、超おおちゃくな方ほどお勧めできます。
生みの苦しみを味わえば、後はパラダイス!?
私の残りは、5尺でスンパチ用の材が4本くらいかとおもいますので1TONも増えるととても助かります。
しかし、使えるようになるまで、気長に待たねばなりません。
株タを天に向けて皮むきして立てる気力も場所もありません。
砥石山に行くついでにチェンソーで二尺五寸程度に切って楔で木目の言うとおりに割っておこうかな?とも思います。
一昔前までは、割台仕込みという上級な鉋台があったのですが、最近は絶滅してしまったようです。
楔で割ってしまうのですが、樫では力の溜まっている木表つまり、腹(こごもうとする面)にあたる部分で割った面を第一基準面として、木作りする台のことで、プロペラに動くことは、ほぼ有り得ません。
台頭のおでこにあたる部分に節があれば最強~。
おでこの力が如何ほどあるか?また持たせるように木どりするか?大切なことです。
そういう理由で、私用はボコボコ瘤瘤のうばめ樫が好きです。育つのも異常に遅いです。
しかし、楔割り製材をすると人件費もかさみ製材分留まりも、もちろん悪くなって採算性にはよろしくありません。
それで最近見なくなったのでしょう。
特に最近楢?みたいなボケたようなパスパスの目もあったり、「一年でどれだけ育ったの??」といいたくなるような広いピッチの年輪のものもあります。
絶好の環境下で養殖でもされているのか?と思うような台もあります。
恐ろしいことに、樫ほど硬さや粘り根性の範囲が広い材も少ないかと思います。
そんなこんなで、刺さっている刃よりも、鉋にこだわるなら先ず台にこだわる方が増えてきました。
早く使いたいばやいは、長めで沢山割っておいて、こぐちと芯の際に石ちゃんを軽く塗っておいて梅雨時から真夏の間お車に載せたまま放置すると、超乾燥します。
電子レンジは、ママンが怖いのでデキマセン。
もちろん沢山死んでしまいますが、死者は槌の柄とか毛引き竿、下端定規君にしましょう。
生き残った材は選ばれし勇者です。Super oakです!愛着もひとしおかと思います。
春までにソコソコ割っておきますので、入用の方おっしゃってくださいね。
ただし、何台も台打ちしてきて、ほぼ失敗しない方。途中で割れても泣かない方。台屋に出す気のない方にお分けします。
良い樫台を台なおしかけると、どの方向からかけても砥のこのようなものが出てきます。
繊維がモソモソ取れてくるような削れ方はしません。
みかんの柄について
みかん万歳!柄の王です。
ぐみ以上の粘りとしなやかさがあり、樫並みに硬いです。
育つのが遅く、目がギチギチにつまってます。
脂ぎっており、お色もタマリマセン!上品なグミに見えるかもしれません。
柚子もいいのですが、あれは採るときにとげが刺さると懲ります。
丘のウニともいえる悪質で有害な棘でいっぱいです。
みかんは鑿の柄にしても極上です。
供給スピードがネックですが、そのうちみかん柄を流行らせようと本気で考えてます。
他、槌の頭にしても可愛くなりそうですね!
私はうばめ樫の皮むきしたまんまの、ボコボコ肌を使ってます。
玩具みたいで面白いかと思います。
お試しください。
くねくねしてますが、リクエストいただけますと用意します。
よろしくお願いします。
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