福島さんの大工用玄翁の櫃
櫃の断面です。
用途や種類によって色々ありますが、取り敢えず、3番は抜け勝手であってはなりませんが、結構今時の量産玄翁で見ます。頭だけで販売しているものを良くご確認ください。
どう頑張っても、抜けてしまう事が約束された櫃の形状です。
1・2は他職種の槌で見ます。
安い大工用槌では1・2・3が、パンチでぶち抜いたままのもので、いずれかに属します。
4は抜いた後、両側より穴さらえで櫃の中まで鍛造したもので、乾燥しきった柄を例の方法で柄付けしますと、最も抜けにくくなると思います。
福島さんの自由鍛造にて、玄翁の櫃に命が吹き込まれることによって当たり前な玄翁が誕生します。
量産のものではこの当たり前がないがしろだと思いますので、とかく良く抜け、良く飛びます。
柄が入ってしまうと、何の見分けも付かなくなってしまうと思いますが、このように見えないところにこそ魂が入っていると言う事を、知っておいてください。
見えないところに真実ありです。
よろしくお願いします。
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