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2008年03月16日 Category : 砥石

Keny 様の地元に、三河いただきに参りました。
朝五時半発で着いたのが10時回ってました。
丁度300kmです。
伊予行きと大して変わらんです。。
三河の方の中から仕上げ砥石は、全て三河の砥石だったということを知り驚きました。
伊予や天草と同じ凝灰岩で何がどう違うのか?見てみたかったのです。
今日までは、凝灰岩ナンゾ中砥しかならんと思っていたのですが、それは大きな間違いだったようです。見た目も模様もとても似ているのですが、全く別物。

三河の方々は、三河白砥を名倉として使うのではなく、そのまま砥石で使っていたようで、主にコマ・メジロ・天井・ボタンの四層があるみたいです。
コマに近いものほど、細かい生地になる確立が高いようですが、ボタンでも細かいものがあるようです。


一山マルゴト柱状節理で出来た山!
三河の鳳来近辺です。

綺麗に柱状節理!

トンネルの反対側

はるか上層に、伏せの状態で板が何層か重なっているのが確認できまして、近くによって見ようとおもいましたが、怖くてこれ以上はあがれません。
上のほうは、板になってちゃんと目があって、ヘキ開性も良好に出てきます。
伊予とは大違いです。あぁ、くちおしや。

 去年まで、最後の三河白砥採掘者が現役でしたので、僅かながら原石を頂くことが出来ました。
頂いたものは、メジロとボタンです。コマなんか何十年と出ていないとの事。
挽いた落ちになるのですが、デカイデス。四十切の厚が取れます。
取り敢えず、無茶苦茶硬く誂えのときはヤラレタと心配しましたが、刃を当てると、それはそれはびっくりしました。
最高の研ぎ感!地は凝灰岩ですので引きません。
研げば研ぐほどに、目がつまり細やかになる感があります。
この辺は、伊予も同じですが、生地がまるで違います。
凝灰岩で鏡面状態になって、雑味なし。高価であるというのも頷けます。
京都の粘板岩でもこれほどのものは、滅多にないと思います。

抜けるような白 目があるでしょ?
故人が引いた跡見た目は伊予だけど
黒い蓮華が奥のほうにうっすら見えるような?
素敵、鉄華繚乱
研ぎ続けると石が鉄の華食って、変色しました、強烈な鉄との親和力なのか?なかなか取れません。
MOV03622.flv mikawashiro_mejiro_ video by mifuqwai

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コメント

●三河Kenyです
お疲れ様です中岡先生!
三河白砥がブログupされて 三河人を代表して感謝申し上げます!
m(__)mありがっさま!

現役の60、70代の大工さんは 若い頃に三河白砥を仕上げに使い 当時の京都の石よりも 高額だったと言ってました高額故にキングに移行していったようです 今でも三河大工はシャンプトンやナニワでもなくキングが多いです。
自分も大好きな新田巣板を一時休戦して 地元の三河白で研ぎまくってみようと思います。メジロなんかわ最高だと思います。
是非とも全国の富士鳩中岡砥石購入者方々にも使ってみて欲しいです。特に むじな男様、ウメアニ様には使ってみて欲しいです。
それにしても初めて来たにもかかわらず鳳来の あんな所に行くなんて あなたって人は!空挺レンジヤーになれますね!!tireはnewにしましたか?
三河白の砥石としての認知よろしくお願いします!!もちろん名倉として使っても世界最高です。
いつか中岡先生の再三河到来は ありますでしょうか?!!
m(__)mよろしく願います
●電気にたかるカブトでっす
Keny さま。
中岡です。お世話になりました!!
タイヤは、月曜車検に自分で乗り込んでいくので、なんとしても変えにゃならぬです。。。
鳳来の巨大柱状節理は、わき見運転しまくりで道を走っているとたまたま見つけ、蛍光灯にタカルカブトムシのように吸い込まれてしまいましたね!
しかし、地の利は伊予の砥部にホント良く似てますね。初めて訪れたのですが妙に親近感ありです。
サイコロ状の柱状節理の僅かな部分に、板になっている部分があります。もし、そのようなものを、砥石とするならば故人曰く発破も使えないでしょうし、セットウと矢だけで周囲を崩していかねばならず辛そうです。
京都の砥石のようにカネ(バサバサした茶色いところ)やツケ(板と板の境界でここでぽっこり取れる)もなく石だけでひしめき合っているので、そのあたりのお手間も考えて見ますと最も高い仕上げ砥石だったと言われているのも頷けます。
私の癒しは、柱状節理かも知れませんので、また長篠を超えお邪魔してみたいですね。
よろしくお願いします。
なかおか
●三河にハマってます
なかおか様、ご無沙汰しました。
Keny様、はじめまして。
むじな男です。

久しぶりにブログを拝見たら・・・・・おお~ッ、ついに現地に行かれたのですね!!

柱状節理、写真を拝見するだけでもデンジャラスです。
ここで空挺レンジャーなさったのですか・・・・なんと命知らずな!・・・・やはり砥礪匠の世界は想像を絶するものがあります。以前はなかおか様の鞄持ちを、と思ってましたが、肉体年齢的に私にはちょっと無理そうです。

実は三河の石には、半年くらい前から思いっきりハマってます。
手持ちの石はちっこいコッパ系で、目白の真っ白なのと、白地に薄墨を流したようなのと、橙色の縞細らしき石(浅野検印付き三河白名倉販売店のTさんからは、「要鑑定」といわれているので、細じゃないかもしれません)ですが、とにかくすごく調子いいです。

特に、含炭素レート1.5%程の硬くて粘りのある青紙ス-パーを、余計なダメージをまったく与えずにサクサク下ろすのは圧巻で、ちびりまくってます。
低温鍛造してもらって粘り重視の焼き入れ戻しをした硬口のスウェーデン鋼ともやたら相性が良く、おまけに永切れ感もかなりのものです。

こんな石があったから、三河のお侍は天下を取れたのでしょうね。戦闘時の研ぎの手早さと刀の切れ味に対する自信の大きさは、士気に強く影響しただろうと思います。

柱状節理というと、兵庫の玄武洞・福井の東尋坊などを思い出しますが、あの辺でも良い砥石が採れるんでしょうか・・・?
山梨の昇仙峡(これは柱状節理と違うかも?)とかも、景観的に少し似ています。甲斐の武田のお侍は、どんな砥石を使っていたか興味しんしんです。

北海道にも層雲峡とかなんとか、柱状節理でお客を集めている観光地があります。大昔のアイヌの方々が、木彫りをする時どんな砥石を使っていたか・・・・・ひょっとすると、すんごい砥石がひそんでいるかも、、、です。

中砥地獄(三河クラスになるともう立派な仕上げ砥ですけど)は、ハマるとめちゃくちゃ旅費交通費がかさみそうです。
私も以前に、ハマってみようかな、と思った事がありましたが、カミサンの剣幕が怖くてやめました。

そんなわけで、今後のなかおか様のレポートを読むのを楽しみにしています。

いつか『砥礪探訪記』みたいな本にして出販したら、けっこう売れるかもしれません。

■大突山の紹介で、親方様が研ぎ師の人から取り返したという内曇、すごいオーラを感じる石ですね。やはり、非売品ですか? 





●TOむじな男様fromKENY
お疲れ様です むじな男様!
初めまして三河KENYです
一刀彫り師としてのその技は 遥か三河まで届いてます!!
そうです 大阪から あの方は三河にやって来ました。あまりにも疲れたのか 初対面の時は 少し挙動不審の中岡先生でした。現地への移動中はパンを沢山食べてましたパン好きかもしれません!車にはペットボトルに自家製のぶどう酒らしき物があり、中身はガソリンと言ってました. 野心メラメラで初めての三河山岳地帯を冒険して 日帰りで大阪へ帰られました.事故ります
★三河白(ミカワジロ)は現地では 硬い物は昔から仕上げとして使ってます 三河の古い大工の大ベテランには 三河名倉と言っても通じず 三河白(ミカワジロ)じゃないか、ミカワジロじゃと 名倉としての認識は無いようです
むじな男様ありがっさま これからも三河白を愛してやって下さいませ
m(__)m (健一,兄)でKENYです
●こんばんは、KENY様fromむじな男
こんばんは、KENY様!
コメントありがとうございました。
むじな男です。

そうですか・・・初対面のなかおか先生はやや挙動不審でしたか。。。ふむ、ふむ。。。私はまだ電話で二,三度 お話した事がある程度ですが、『技に熱い匠』という印象がひたすら強く、先生の実態は神秘のベールつつまれたままです。
たしか電話では、『酒は飲まない、握り飯が好き』、と言っておられたような気がするのですが・・・・・私の記憶違いだったかもしれません。

しかし・・・パン(食パン?菓子パン?)を食べまくり自家製ガソリン?を飲みまくりながら三河山岳地帯を物色ドライブする中岡先生は、やはり、ただ者ではなさそうです!! 
同乗者のKENY様もさぞや決死の覚悟だったでしょう、お疲れ様でした。とりあえずひどく事故らずにすんだようで何よりです。青春の1ページです。

三河白、私もこれからはミカワジロの呼び方でぜひとも呼びたいと思います。そして三河教の信者として、仲間にもミカワジロの偉大さを伝導して行く所存です。

ではまたいろいろ勉強させていただきます。ありがとうございました。
またよろしくお願いします。

●中岡先生と むじな男様!
お疲れ様です中岡先生and むじな男様!
むじな男様と中岡先生のブログ内での砥石についてのマニアックなやりとりには 毎回かなり勉強させてもらってます
天然砥石使用開始はまだ二年ほどですが 良さを知り 気付けば12本ほどになってしまいました(最初に京都の刃物屋で二本買いましたが.山と種類を教えてもらったのですが、何せ初めて買ったので山や種類など気にせず忘れてしまって、今となっては後悔です。。青くて硬いヤツと黄色くウロコ模様がある石です)沢山あると 毎回どれで研ごうかと 悩んでいます。 むじな男様はかなり持ってそうですが 悩んだりしてますか?
表現で高島赤ピンとか プニプニとかありますが 何が赤か何がピンかまだよくわかりません。 軟らかいのが赤ピンみたぃかなぁくらいです。砥石が プニプニという表現も 全く解らず 中岡先生に説明してもらうまで謎でした。
天然砥石用語集を富士鳩から発売すれば買います!! (カラスの石の何がカラスなのか私にはまだ謎です)
★むじな男様 またブログ内で中岡先生と砥石のマニアックでハイレベルなやりとりをお願いします。それで勉強してます。
m(__)mヨロシクお願いします!!
●遅れました!
中岡です。お疲れ様です。
各地の柱状節理。ぱっとみはおんなじですが、三河のばやい、側面がキチットそうになって見えますし、板ですし、鏨で気持ちよく開き、鍛えも良好です。
見つけたとしても、かね(ばさばさの皮みたいなもの)がないので、はたいてゲットするのには採算的に厳しそうです。
とにかく、明日一気に切り込んで刃を当ててみます。
 内曇は、私が持っていても豚に真珠です。使えませんから。
当たってみたいかたがいらっしゃれば、おためしOKです。
 ガソリンは、混合油で尺三チェンソーの餌です。
やまぬし様のご要望があれば、バサバサ切って薪にしたり、しいたけの家にしたりなどなどです。
断じて酒ではありませんよ。
むじな男様のおっしゃるとおりおにぎりは好きで下戸です。
パンはジャムパンが好きです。当日は、早起きしてご飯を到着まで我慢したものですから、ついがっついてしまいました。
カラスは、小さな生き物の抜け殻が積もって粘板岩をなす際に、その炭素分が析出して集まったものが黒く見えるというからくりだそうです。黒鉛は、六角形平面を積みかさねていったような組織を成し、鉛筆になるくらいカナリ柔らかなので、砥石から見れば無害です。
層と層の境からでたり、サッパリ使えない層に近接するところからも出ます。
それで、まったく下りないからすもあるのかもしれません。
敷きの巣板との境からも多く出ることもありますが、おやまや場所にもよりけりだそうです。
カラス自体は黒い点々が、カラスが飛んでいるような感じなのでからすというみたいです。
飛びからすは薄くてまばらな感じかと思います。
●カラス理解しました、有難うございます!
お疲れ様です中岡先生!
砥石説明有難うございました!
車検記事のバックミラーに顔が1/5くらい映ってましたね!あれは狙いですか?!
今週は火災報知器の取り付けを死ぬほどやってました、愛知県は火災報知器の設置が義務になり リチウムバッテリー火災報知器で一つ3500円のヤツを工賃込みで一つ7000円 一家に四つくらいは付けます
1日に十件くらいで40個くらい付けます 脚立とバッテリーインパクトで ちょちょいのちょいです。 『ぼったくりですかね!』 火災報知器設置のついでにリフォームも依頼されて 体が持ちません($_$) リフォームの見積もりしてると 娘の家とか 親戚 近所のリフォームも頼まれます。ネズミ講みたいです!!体が持ちましぇん(_)鑿好きの私には鑿をガンガン使う機会が多いのが癒やしです(私の癒やしは鑿です)
やっぱり愛知県は国内で一番景気がいいみたいです!体が持ちませんので困ります!!
しかしながら日曜の三木金物祭りin名古屋にはバッチリ行ってきます。
青スーパー鉋に興味ありますが、硬度などを追求すると スーパーより安いハイスになってしまいます。悩みます。
高価な東郷やスーパーよりも、スゥエーデンとハイスの2つで問題無いと思うのですが、悩みます。そのへんのアドバイス願います。
m(__)m
●スーパー鋼は~
KENY様、こんにちは。
むじな男です。

スーパー鋼、使い始めて3年目ですが、感想をひとことで言うと、
『良く切れるけど、研ぐときちょっと気を使う』
感じです。

スウェーデン(・・・といってもいろいろありますが・・・)と比べると、一般的に比重が軽く、粘りがあります。素の鋼材をグラインダーに当てると、火花が回転砥石に粘り付くように散って、白紙とかスウェーデンのパッと砕け散る火花とは対照的です。
青1・2に含まれるクロム・タングステンの他にバナジウムとかが入っているようで、含炭素レートも1.4~1.5%と鋼材により少し幅があるらしいです。
とにかく「硬くて永切れする」鋼であることは間違いないと思います。

研ぎに際しては、(鍛造の仕方や焼きの入れ戻し加減にもよるとは思いますが)、私の刃物の場合、「かなり雑味を嫌う」傾向があります。
相性がいいなと思ったのは主に、三河白、深層高島、一部の新田・大平の曇り系でした。研磨力のある生地の揃った刃当りマイルドな石で、力を抜いて研がないと、良い刃が付きにくいかもしれません。

仲良しの鍛冶屋さんに頼んで打ってもらったので、相場価格の事は分りませんが、鍛冶屋さんは、
「入手した鋼材がちょっと厚めだったので、彫刻刀用の厚みにするために、赤めて叩いてみたが、なかなか思うように伸びなかった。低温でじっくり腰を据えて鍛造するしかない感じで、そういう意味では、手間は掛るけど良い刃物になりやすいのかも。。。焼き入れ温度を気持ち低めにしてやると、かなり艶切れする刃が付くようだ」
と言っておられました。

問題のハイス(これもいろいろあると思いますが、鉋だとモリブデン系のSKH51あたりがポピュラーなのでしょうか??)との比較ですが・・・私が使っている三木の超メジャー系の彫刻刀メーカーのハイス彫刻刀(残念ながらSKH51を使っているかどうかは分りません)と比べた限りでは、優劣入り混じって総合力で大きな差は無いみたいです。そのメーカーさんのHPでは、硬度・靭性・永切れ度ともに、ハイスのほうがスーパーよりも上であると紹介されていますが。。。。。
ハイス・スーパーともに、それぞれ種類があるようですし、刃物の個体差もきっとあるはずなので、単純に比較しづらいですが、私的な感想としては、ハイスの切り口ほうが、微妙にモサッとした感じになりやすいかなぁ・・・そんな感じです。
硬切れ・永切れはほぼ互角(いや、欅なんかの硬めの木材に対しては、ちょっとハイスの方が上かも)。艶切れは、スーパーに軍配。研ぎ易さ(甘切れ?)はグラインダー・人造砥石等なんでも来いのハイスのほうが気楽で気持ち良く研げる感じがします。

碓氷健吾さんによれば、
炭素鋼・・・研ぎ易く光沢が出る。素性の良い材料向き。
青紙鋼・・・大衆向きで無難。一般材料向き。
スーパー鋼・・・硬くて永切れする。万能向き。
だそうです。

硬度・靭性・永切れ度を3拍子揃って追求なさるのであれば、粉末系のHAP40やマトリックス系のYXR7なども要チェックかもしれません。ですが、鉋でのレディーメイドがあるかどうか・・・・・オーダーするとロットも値段もはりそうです。

以上、スーパー鋼使い歴3年目の私的な感想としてお役に立てばということで、よろしくお願いします。
●Mr.むじなman様有難うございます!
お疲れ様です むじな男様!
青スーパーの説明と使用感有難うございました!青スーパーの鑿なんて、勿論オーダーメイドですよね、鑿ファンの私にとってとても羨ましいです!!
今日明日と三木の鍛冶屋さんが名古屋に集結して展示会をやっているので 明日行ってきます。 やっぱり鍛造品が好きなので 国産鋼では最高峰の青スーパーを 常三郎の三代目に説明聞いてオーダーしようかと考えてます。 HAPやyxrも持ってますが利器なので見た目と裏出しのしやすさ を考えるとやはり鍛造品に愛着がわきます!!もちろん利器でも切れ味は抜群ですが
最近 中岡先生から発売された ハイスの常三郎鍛造鉋が革命をもたらすかもしれません。。近い内に HAPやYXRの鍛造も可能になったら素晴らしいです!!
日本の鍛冶屋さんの鍛造技術を存続してもらう為にも頑張って欲しいです。 名古屋には鑿鍛冶様が来られないのがとても残念です... 刃物で一番過酷な状況で使われる鑿を造る鑿鍛冶様を尊敬し 一番好きな道具も鑿です!!
むじな男様は勿論 鑿がなくてはならない存在だと思います
また おひまありましたら 鑿の熱い話など 教えて下さい!
では明日 行ってきます♪
m(__)m有り難う御座います
●おはようございます
よくみくらべるとおもしろいです。
スーパーと東郷レイ号の組成は非常に似ています。
和製0号といったところでしょうか?
無論悪用も出来てしまうわけです。
証拠で出ませんから。
東郷犬首と燕(常三郎さんの超特殊鋼にあたります)のタングステンレートも似てます。
燕鋼の粘りの特性は、ハイスゆずりだと思いますが、グラインダはやめましょう。
ハイスの開祖はタングステンを多く含有することから始まったようですが、近年中国に多く頼らざるを得ない高価なタングステンよりも約二倍添加することによって同じ働きをするモリブデン系ハイスが主流で、SKH51などモリブデン派ハイスです。
常三郎さん曰く、レイ号とスーパーでは叩いた感じは若干違うとおっしゃっておりましたが、ハイカーボンなんでえ鍛造時過熱は、煮えて穴あきが沢山ある鋼になると聞きます。
硬すぎて刃こぼれ?と錯覚するような使用感ですが、穴でこぼれるという具合です。
このような煮えてしまった鋼はどこまで行っても残念。
低めて伸びにくいところで割れないように、煮えないように慎重に叩いていかんといけないようなので、手間を食い鋼自体の値段も合わさってよい値段になるようですね。
鍛冶屋さんによっても、同じ鋼材が出発点であっても、研ぎ感や刃当たりがまるで違ってきます。
鍛造工程回数が多く要するので、当然の結果かもしれません。
常三郎さんのスーパーは燕と同じくらいの感じだと思います。
一般のとてもおり難い鋼とは違うようです。
鋼の種類もさることながら、熱処理や鍛造環境が職人さんによって何通りもあるので、なかなか一筋縄ではいかぬかも知れません。
それで、凡庸といわれがちな白二でもとても素敵な刃物が出来るかもしれません。
●スーパー鋼の穴
おはようございます。
お世話になっております、むじな男です。

レイ号は未経験なのでよくわかりませんが、スーパーの穴あきなら、見たことがあります。

ヤスキ鋼の技師さんの話によれば、穴あきの原因は、
①温度管理で失敗した(急激に温度を上げてしまった)。
②砥石が硬すぎて、鋼の表面の硬い金属組織と砥粒がケンカ状態になり、金属組織が部分的にひっぺがされた。
・・・・・の2つが考えられるそうです。

原因②の場合、10~15倍のルーペで見ると、非常に微細な巣穴が鋼の表面全体に散らばって見え、なかなか壮観です。
超硬口の生地の揃った石で研いでみて、スーパーの巣穴が超細かく均一に分布しているようなら、そのスーパーの仕上がりはまずまずGoodということかな、とも思います。
この手の巣穴は、やはり生地の揃った内曇や上巣板の曇り系、相性の良い高島や新田、三河白などで、ほぼ完全に消すことができるようです。
私の印象では、どちらかというと灰色~白っぽい系統で、石英もさることながら雲母の配列が優れている石がスーパーには特に向いているように思えます。

原因①の場合は、なかおか先生のお話しの通り、残念ながらオダブツの模様です。(なかおか先生によれば、鍛冶屋さんはこのような状態になったとき“煮えてもうた~”と言うのだそうです)。
ヤスキの技師さんのお話では、
「かなり無理な温度上昇をしない限り、そんな事にはならないと思う。スーパーはそんなに難しい鋼ではない」
とのことでした。・・・まぁ、あくまでも製造元の発言ですが・・・。

2006年度6月版のヤスキ刃物鋼のカタログを見ると、なぜかモリブデンの成分表示だけが空欄になっており、単純な記載ミスか特別の理由があるのか、ちょっと気になるところです。
暇な時に、問い合わせてみようかな、と思ってます。

白二の素晴らしさは、五百蔵さんの彫刻刀で経験しました。白一もそうですが、“名人”が鍛えると、白は艶切れ永切れともに確かに素晴らしいです。

このごろ“自分の仕事にあった良い刃物・良い砥石に巡り会えるかどうかは、運に左右される部分がかなりあるなぁ”、と思うようになりました。
そういう意味では、富士鳩さんは、“幸運をたくさん運び込んでくれる鳩さん”で、私ら職人にとってはたいへんたいへん有り難いです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。  むじな拝

 
*後日追伸・・・上記のモリブデンの件、日立に問い合わせたところ、
『“微量”なので、このところカタログから省略してしまったが、モリブデンはちゃんと製品に入っている。従来と変わらない品質で生産しているのでご安心を』
とのコメントでした。
しかし、過去に発表された成分表を調べてみると、モリブデンとバナジウムはどちらも0.3~0.5で、“微量”ということが省略の理由なら、バナジウムだけはなぜ省略されなかったのか、いまひとつ???です。。。単純な記載ミスということでしょうか。。。それともモリブデンだけが省略したくなるほど“微量”になったのでしょうか。。。特許鋼なので説明しにくい部分もあるとは思いますが。。。
モリブデンは靭性・耐久性・焼き入れ性に影響し、高温加熱時の鋼の結晶粒の粗大化を防ぐ働きがあるようなので、“微量”の匙加減いかんで叩いた感じもかわってくるのかもしれません。
かりに匙加減を微妙に少なめに修正すると、成分的には、ますますレイ号と見分けが付かなくなるのではないかと思います・・・。
●そういえば大突は★
お疲れ様ですN先生!
たぶんN先生のcellularの調子でTELキレたようです
そういえばアノど硬い大突はどの層なんですか?

では クナイとクナイ差し、短足一枚刃七分勾配、 今度こそはのミカン柄×2
今年中の 極楽クロム両口450グラム!
ヨロシクよしなにお願いしますm(__)m
●Mo Molybdenum
むじな男様。
頭が煮えてるなかおかです。
お世話になります。
W Tungsten タングステンのもたらす特性は、二倍のMoで賄えると聞いたことがあります。

砥石山近辺にはマンガンとタングステンがモコモコ出てきたと聞きます。
青砥の宮前から佐伯砥の湯の花近辺でタングステン間府がいっぱいあって、林道を車で走る際、良く陥落してスタッコしたという話も聞いたことがあります。
マンガンは当時唯一の乾電池で、タングステンは、電球とか鋼材添加・タングステンカーバイト超硬チップと引っ張りだこだったとききました。
現在、タングステンの覇権を握るは中国らしいです。ペキンマジックで鉄は持っていかれるわ、タングステンは中国国内に回ることが多くなって、高騰して難儀です。
それで青紙が上がるぞと鍛冶屋さんも良くおっしゃります。
私は、タングステンカーバイト手ちょうなとそれを研ぎ下ろすダイヤモンド切削砥石がないと石は鍛えられません。この間貼ってもらったら1.3倍くらいに値が上がっていてびっくり仰天してしまいました。
モリブデンは、タングステンよりも歩留まり良く、用途も二硫化モリブデングリスか鋼材行きがメイン?で、コレを使う鋼材が増えてきたのかなとも思います。
昔のハイスはW系ですが今のものはMo系が活躍し、SKHの常さん鉋はPower of Moです。
ご存知燕がW系特殊鋼です。
鋼材屋さんも、MoはWよりみて卑なる金属として勘定してわずかと書いたのでしょうか?
その辺りはワカリマセンが、とかく日本の鋼材は、白が世界のかみそり[含む替え刃]の80%を席巻し、燕と青Sは和製東郷犬/0との異名をとり、高速度鋼においては海外にフリークがゾロゾロです。
ちょんまげがモゲタ頃までは、独自の冶金法によって紡ぎ上げられて来た炭素鋼しか知らなかった我が国の製鋼技術は、現在までのわずかな間に、合金鋼技術を織り交ぜ世界にファンを持つ鋼の多くを我が国の内にあるものに出来たということは、素敵なことかもしれません。
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