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2008年04月12日 Category : 砥石


あぁ・・亀さんだ。ナントもめでたい。
京都にいらっしゃった学者様(故人)宅にお邪魔した際に、奥様がおもむろに奥の間より持ってきてくださったもの。
かわいいですね!
梅ヶ畑の砥山の砥石本層の合間に、こんな感じのチャートとかいわれる石英の塊がアリマス。
硬くてお邪魔虫であることには違いありませんが、ずいぶん厚い場合もあって、こいつを破らないと飯が食えないことも多々あったと聞きます。アツガネだっけ??
昔は、火打石なんかに利用され、今はお山にゴロゴロ・・・
良く火花飛びます!鋸の切れ端で擦って遊んだものです。
そんなかんじのもを先生が持って帰りになって、奥様が床に飾ってらしたのです。

ダイ(発破・ダイナマイト)食いと言われ忌み嫌われた石でも、たまたま発破で破るとこんなかわいくなる場合もあります。
何より、奥様にとっては砥石を好いてやまなかった先生のよき思い出なのです。
天然砥石を知る者は後世にどう受け継がれてゆくのでしょうか?
温故知新の精神の元、職人の目線で見聞きをし、学術的切り口で紐解いてくれ、とても知りたいという情熱をたぎらせるきっかけを下さった、すばらしい先生です。

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