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2008年06月20日 Category : 鋼材

今日は、大阪キタの北浜の駅の真上にある大阪三越跡にこっそりあるかじやさんと行ってきました!
いまはスペシャルなマンションがたっとるではないですか。
なぜ私ナンゾ呼んでいただいたかは謎です・・・
三越の鉄筋の材には、明治の初めの鉄道のレールを転用していれてあったのです。
今回、刃物になることで再々利用になると思います。
双頭だるまちゃんレールというもので、英国アームストロング社??の
反射炉の中で、半溶解鉄を混ぜ混ぜしながら空気を適度に吹き込むと、中の不純物がよく燃え、その燃焼熱を反射還元して反射炉内の熱的平衡を維持すると言うもの。
お邪魔な可燃物がなくなると、炉内の温度が下がって完了!
俗に言うパドル法というやり方みたいです。
半溶解のときに強引に混ぜ混ぜしますので、巣だらけ気泡だらけの鉄になるのです。
当時の製鉄技術者さえ、今日の日本の刃物の最良の地金材の一つになりうるということは知る由もなかったと思います。

 踏鞴の製鉄に比べるとはるかに大量生産ができますが、棒で混ぜ混ぜとか熱反射のために設備を覆わなくてはならず、現代製鉄の高炉に比べれば、生産性と均質性は遥かに劣ります。
生産性は時代が進むにつれて、有利です。
しかし、面白いのは、風説に忍耐し朽ちにくい鉄というのはその逆の順序です。
現代鉄は、高炉という縦に連続した閉鎖的環境下で完全溶解状態となりそのまま燃料兼還元剤であるコークスのリン・硫黄分をたらふく含んだままになってます。
モリブデンをわずか添加して、硫黄分を二硫化モリブデンとして封じますが、これは錆の根の道しるべとして働き、中から朽ちてしまうときいたことがあります。
現代鉄では、再利用の再利用まで永らえるのは、難しいかもしれません。
砥石山の間府の中では、環境がよければ、コカシ(坑木)が50年以上生きているものもあります。
鉄は、15年くらいで跡形もなくなるようです。

 当然ながら現代では、採算性・生産性が大切です。
誰も、往年のパドル法製鉄で地金を練ってやろうとは思わないのです。
採算性・生産性においてダメだということのようです。
今、明日ダメでも、今回のように150年近くしてからとても喜ばれるものも確かにあるのです。
人間の生存可能時間以上のすっぱんで物を考えるということはそれだけ難しいことなのだと思います。

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