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2008年08月05日 Category : 砥石



山城國梅ヶ畑巣板口の巣板。
本巣板君主の居城ともいえるところです。
裏大突、五千両山から下って尾崎との中間にある間府で思いっきり急な坂道にひっそり開口してます。
幕末より鉱量の細い色物を取りつくし、本巣板の残り4枚が現在の本鉱床と言え、がつ板で尺長(24切)で5枚以上取れる原石が起きたと聞きます。
4枚のうちの端がもっとも巣のピッチが狭くこの画像のものが、一番底に当たります。巣ピッチ2分程度です。
しかしながら、整然と板なりに平行に全て走り、巣の巾自体も狭く明瞭であり、その裁断面からは白い真新しい辞書を連想させます。
正本山の素晴らしき巣板の成り方の顕著な例としてお役立てください。
奥殿が本巣板鉱床が肥えているところで有名ですが、なおりすごして煙硝であるものが多かったりしますが、巣板口では煙硝が見られず、ひたすら白巣板で揃います。
硬い巣板で、非の打ち所のない巣板です。
この巣板の落ちは53mmで親方の若き日の思い出であり、便所掃除とドブさらえのごほうびにありがたくちょうだいしました。
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