丸のこを用途別に、適当に目立て

青砥とか伊予のころころ芋の型の石は、尺五寸丸以上の大きな刃でないとお話になりません。
デカイと目立て単価はRに比例しますので、とても高くつきます。
これも私で処理しますので、品物単価が下がるわけです。万歳

立ち上がり攻めは、切り込み先端までの距離の変動が少なく済みます。
頭押さえは、押し込んだだけ、小さくなりますので研磨しすぎでは、刃がヒットしなくなるのです。
よって、基本的には、頭押さえは避けたいです。


木工用チップソを流用して使うのですが、石の場合波打つわ、刃持ちは最悪わで、使えたものではありません。
先端が局所磨耗し、飛んでいるのがわかると思います。

とにかく頭押さえをしないと話にならんわけです。
角度しだいで、刃の振れ、永切れに大きく差が出ます。
被切削材の手ごわさによって、立ち上がりの逃げ角とかも変えねばなりません。
大きく影響するのは、やはり頭押さえ。
正確な切断を要するものには、勘で目立てはよくないと思いますが、2.5寸(30P) 4寸(35P) 5寸切など木工用の大きな丸の縦ばかり引く用途の丸のこの場合、いつも勘で目立てをしてました。
出張に行かない限り、丸のこ目立て費用も大工個人持ちだったので、大きな丸の目立てはその日の御手間賃の大方を持っていかれるので、死活問題でしたもので、かなり頑張りました。
縦専門にチップ数を飛ばして、研磨もくず抜け、熱抜け重視で研磨すると既製品の倍近くの速度でひきあげることができ、破風や軒先材などの曲線切も思いのほか走ります。
縦で丸のこ本体を燃やしたり、のこ刃が熱で腰砕けになるのも回避できると思います。
手本は、既製品の縦専門がいらっしゃるので、是非やってみてください。
出費が減ります。
スポンサーサイト
コメント