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2008年09月27日 Category : 未分類

五百蔵様と打ち合わせの後、池内さんにご希望の砥石お届けがてら、三木の展示会で遊んできました。
刃物クラブのあったところがそのまま会場。
田中さんは私と歳はあまり変わらん若手。
片刃はことごとく鍛接後鍛造を行っていると言う、昔ながらの方法で親しみやすい価格です。
特にV10あたりはステンと思えぬ切れ味で錆びると面倒に思う場合有効です。
特におおちゃくものの私は柳に御執心。柳=錆との戦いですのでコリャ革命的です。

あとは、shurikenの関西洋鋸の芦原様や池内様とムフフなものについて打ち合わせ。
新しい三木のおかしな品物ができると良いのですが。
何点か案は温めてあるので、数で勝負!か?

めっちゃ感動した長押の首切りを挽いても、お手手が壁に擦れて痛くない三角鋸で超有名な、ヒシカ鋸の神澤様が非常に面白そうな片刃の尺一の縦引きを誂えていたので、これはわたしが、ナンゾの機会に丸のこが届かんところのほぞとりに使いたいと強烈に思いました!
替え刃の全鋼は、首元から中子にかけてペナペナなので、本仕込に比べ腰砕け感と言うか、仕込みもがたがあって、これを使うなら、なまくらに衝撃焼入れをした廉価品のほうをどうしても選んでいました。
神澤様の替え刃の仕込みは、中子の巾で楔状に効かせているので、本仕込のものと遜色なく、板厚も一人前のものからすき上げてあるものと、硬度を少し落として更に厚板のものがあってなかなかムラムラします。
脱着も本仕込と同じように、ねじで締めるものでなく槌で叩くものでよ~く考えられているものだと思いました。

先週の紙面を賑わせた常三郎さんの女子のお弟子さんの頭を彫金した鉋とか男のお弟子さんの頭くりぬき鉋は、写真取るの忘れるくらいすごい出来栄えでそれはそれはたまげました。
たしか1年かそこらくらいだったと思うのですが、私が思うに2人とも天才の域かとても頑張って精進したものであると思います。
年末くらいにできる新しいカタログの表紙に鉋が二枚載っていると思うので見るべしです。
そりゃたまげます。

Tanaka chefknives-4 Tanaka chefknives-3 Tanaka chefknives-2 Tanaka chefknives-1
ほんまの鍛接鍛造物ですぜ。一番右の分厚い塊から、鍛説して叩き延ばす手間は想像を絶するものがあります。

Tanaka chefknives making rust experiment-2 Tanaka chefknives making rust experiment-3 Tanaka chefknives making rust experiment-1
青でも四半日で良く錆びます。池内さんがコメドで錆取りして遊んでいます。
左のステン+V10が新製品!!!これは私も一本買って田舎で刺身するのに持っておこうと思います。

Tanaka chef knives the 1st prize in UK -1 Tanaka chef knives the 1st prize in UK -5Tanaka chef knives the 1st prize in UK -4
実は、UKではV10積層三得165mm5.5万!!?それだけの価値はあるということです。

Ikeuchi shuzon kiridashi made of 350+ years old aucentic Japanese nail Watetsu池内さんのおやっさんが和釘から鍛え上げた地金の小刀
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