スミマセン。鉄食みちゃんでました。
一個出ました。
結構な数、ここ10日くらいで「他には鉄食み~ないのか?」とお問い合わせいただきましたので、何時どちら様よりといった記憶はあやふやです。
それで、「オクレ」と一番にコメントに書き込んでいただいたかたに、お渡しします。
お返事できるようにしていただければ、非公開でも結構です。
寸八が一人前に研げる大きさ二丁分で、ちょいとクラックありますので、5000えんくらい(送料別途)でどんなもんぞな?です。
掘り始めのころ、蟻の木で取った奴です。
600-1000番くらいかな?のあたりで鉄にかじりつくタイプです。
コメドさんは用無し。ひたすら注水・洗浄を繰り返しながら研削代を稼ぐことのみに徹するような伊豫砥です。
たくさん注水して砕け散るトクソをリセットしながら、ガジガジ下ろしてください。
生地で言うと、コンビタイプで、600-1000番手くらいの粒と思いっきり粗い石英か長石のつぶてがいろんなところに散らばっていて、鉄を食う大きな殺傷能力を持つ爪となるようです。
お手手でなでると、コロコロした粒が転がっているのが確認できます。
このコロコロ粒の手ごたえが鉄食みちゃん好きには、なんとも言えんようでちょっと理解に苦しむ感もあるような?ないような?
結合度も一般的な大村ほど甘くなくややかた目と思いますが、研げば色々な爪を持つつぶてが湧き出てきます。
研削量を稼ぐ石としては比較的減りが少なく、刃が扇になりにくいと思いますが、マメにダイヤで修正は欠かせません。
面直しスッパンは、研削量比で考えるととても大きな間隔であると思います。
このあたりも鉄食みチャンの魅力につながっていると思います。
大きく疲弊した刃で欠けがないものでしたら、面直しも刃返りが出るまでには不要であると思います。
この手の石は、大欠けのないもので即刃返りを取る為にちょいちょいと当てるのにはもってこいかと思います。
後に一般的な伊豫や伊豫目〆+コメドで上等なところまで一気にもっていけます。
非常に刃返り出しと中研ぎ~準仕上げまでが高速化すると思うのでお試し下さい。
木目にシダの化石が付いた愛らしい伊豫様です。
二寸程度でとまってますが木口に斜交いにクラック走ります。
それで、売り出さずに放置していたと思います。






![tsunesaburo swallow steel 65mm chipped repaire [常三郎燕鋼鉋伊豫砥で修理]1](http://farm4.static.flickr.com/3066/2946269443_0b7f6c2575_s.jpg)
![tsunesaburo swallow steel 65mm chipped repaire [常三郎燕鋼鉋伊豫砥で修理]2](http://farm4.static.flickr.com/3038/2946269341_60002510d4_s.jpg)
これは、初代の燕鋼65mmの大鉋の刃。
削ろう会の、砥石のお試しとぎ用においていたときにヤラレテシマイマシタ。
1mm近く食われてますが、丁度実験にいいのでこの鉄食みチャンで5-6分がんばると、概ね欠けが取れました!
ハイスに近く下ろすのに結構難儀なほうの燕でも、ここまで良く食ってくれます。実にすばらしい!
研削能力で言うと、こなれた壺万ちゃんのダイヤ400と双肩かと思います。
セラミックはもう視界に入らぬと思います。
平素の私は、研ぐのが時間のロス=仕事の出来高が落ちるといつも考えてしまうので、ここまで食われると、お買い上げいただいたみんな大絶賛!!! 裏ルート日立BGM-50(FGB5SA)で中をすくってしまえば、1分ソコソコで終了かと思います。(BGM掲示板はここ)
伊豫の鉄食みちゃんは、研ぎの下ごしらえ段階の超高速化には、一本あると楽ちんな伊予砥石であると思います。
よろしくおねがいします。
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コメント
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Posted by - at 2008.10.17 02:16 | edit
昨晩未明に無くなりました。
ありがとうございます。
夜更かしは毒です、ご自愛なさるよう。
なかおか
Posted by なかおか at 2008.10.17 08:35 | edit