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2007年06月14日 Category :

 やり直すこと2回、ようやく出来上がりました。

リクエストいただきました駆け出し鑿たちです。
西へ東へと色々なところへ嫁ぎます。
柴野さんにはいろいろ無理難題な注文を押し付けたところ、快く引き受けてくださったことに感謝いたします。



  • 鋼薄付け

  • 二手でもてる6寸柄

  • 軽さと強激に耐え小回りが利く5寸本丈

  • 口金でスレスレかつ、下がり輪で大きく材から離れないように、手の込んだ歪取り。


これらを厳しく柴野さんに、お願いしました。


穴屋の重たさを感じさせず、追入・中叩きに近い振り回しやすさを感じていただけますよう本丈削りました。
6寸樫芯持ち柄は、細めで、木彫風に仕上げて口金のところで張らない様に・・・。
二手で握れますので、突きの力が掛け易く、正確に突き易くなります。
木成りの繊細さも追い求めているのです。


4分の駆け出しは幅で口金がつかえますので、メチを掘る場合は行き止まりです。
左の、うめきは、三角の成が三分五厘とし、ドリル穴を四角い込みせん穴にする場合用にと誂えた物。ありの切り込みや、サイドをつぶして行きたい時にも軽く切れる鑿です。
四分角の中に納まるぎりぎりで異常に成が高いのは、強激に耐えるよう剛性を稼ぐ為に甲高です。


右は、面なし。5分のメチを刻む為の物。
光川さんの闘魂印鋸で一撃必殺でメチ幅を切り込み、その幅範囲内でメチを切り込む際とても良いです。傍が定規になるよう働き、よっぽどのことがない限り、横方向には流れにくくなってます。
メチ底はこれで一発で仕上がります。
メチ幅は鋸で一撃で以後触る必要はありません。
小鉋や、木成りのみでもう一度弄り回すのであれば、捗りませんし儲かりません。


同じ4分でも、まったく特性と使いどころが異なります。
目的は一本で刻みが完結できる鑿であること。一連の工程で道具を持ち替えたりすることも面倒だと思わせる鑿であればよいなと思います。


 宜しくお願いします



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