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2009年06月28日 Category : 砥石誂え

日曜もいつもながらがんばります。
齢を重ねるたびに、まじめになっていく自分があると思います?
日の暮れまで伊予鉢を作って、再びの石ちゃんのご用命をいただいていたということで、砥取屋の土橋様のお宅に電撃訪問!
奥様が草木が好きですって!?
それはそれは素敵なことです。この子をむりやりお一つおいて帰りましょう。
ということで、この子。二寸丸くらいの伊予鉢
Iyo bonsai pot
砥山でよく見る謎の植物。
私どもは気にも留めず踏み踏みしてるものですが、日向から半日陰を好みます。
耐陰性は弱。めだかちゃんにもってこいですね。

で、本題。
土橋さんがためしとぎに出してくれたもので、
Maruoyama Shikiuchigumori
鋼はさびが残ってます刃先は丸のままなんで見ないように。
敷の巣板です。
敷で、内曇ですとぉ???
これは大事件です!
今までの天然砥石の産しかたでは考えられません。
浅黄色の巣板が産す層は、いかなる山でも天井ときまっとるのですから!
もちろん煙硝っ気ZERO
敷は、白、オレンジ、肌色、気味がかるが主だった基調で、砥石で一番初めに出来た先輩ですから、後輩の層によって上から押されて硬めで、天井よりもより高温高圧に晒され、最終層はガスの巣穴だらけでありよく脱色してあるので内曇のような浅黄が産す環境というのを想定しにくいと思います。
土橋さんによるといつもの敷白の目でそのまま奥行きをとると、浅黄(青灰色)になっとる。ということらしいです。
原石で見させていただいても、まるっきり蓮華の内曇で見事な巣なしで入りの肌もなし。
奥のほうだけ、水枕でもしていたのか、煮えなかったということなのでしょうが、どうしてスポットで熱の掛が弱かったのか?皆目分かりません。

1分程度適当とぎ。
柔らかで、ムチャ研磨力あります。
石の色が鉄の華色と近似のため、見た目的には分からんと思いますが、伊予程度の条痕から瞬く間にこの仕上がりにもっていけます。
アリエン。
体重乗せて力を入れて、中高く面を作って、悪意満々に研ぎます。
こうやると、砥石を刃のしのぎ面が、ピンポイントの接触面でかつ私の体重乗っかってくるので、必ずひけ傷が(小さい条痕)が出るわけです。
それで悪意満々砥ぎと表現します。
どんな銘砥でも、スカポン砥石に見せかけることが出来てしまうわけです。
悪意満々研ぎでも、この仕上がり。
疲れて目が見えてないに違いないと思いましたが、鉋の地金のカーボンが散ったところがバッチコ~ンと浮き出て、地はご覧のとおり条痕が一切見えなくて非常にお上品に整うと思うのです。
今までの砥石では絶対ない!ということです。
偽りなく書きます。
この日この時ありえない性能の砥石に、初めて当たりました。
これは間違いありません。
すごすぎるので、しばらく何にも考えず研ぎ倒してしまいました・・・

敷きは、肥が遅く積層様も緻密であるのでこんなお見事な横顔です。

Maruoyama ShikiuchigumoriMaruoyama Shikiuchigumori

ある程度存じているかたなら、この見事な積層様の恩恵は計り知れぬということを知っていると思いますので、これだけでノックアウトでしょう。
ムチャンコ側面から吸水します。
その恩恵で、砥面からは全く吸水しません。このやわらかさでありえないほどなのです。
電話帳に水をかける場合どういった濡れかたをするか思い出すと分かりやすいと思います。
積層目はすばらしい砥感と研磨力と雑味の少なさを支配します。


Maruoyama Shikiuchigumori
研ぎたて即

Maruoyama Shikiuchigumori
10秒くらい放置あれあれ???

Maruoyama Shikiuchigumori
30秒未満ソンナアホナ!?
コレモアリエマセン。

土橋さんに話しかけて首を元に戻すとこの有様なのです。
砥石革命キタリと脳裏に電撃的によぎりました。
こういう振る舞いの石は何が何でも握るように!!!

煙硝(砥石の元となった堆積プランクトン中の蛋白がそのまま硫酸塩や硝酸塩として残っている砥石で、酸化雰囲気が非常に強く温泉地のような臭気を持つ砥汁を作り出す)のどぎつい物クラスの鉄の華が酸化色を呈するスピードです。
しかも、相当研磨力が強い砥石で鉄分が多く砥汁に混入しなければなりません。
だだ、この丸尾山敷内曇巣板は、煙硝気は全くありません。
ということは、一般的な酸化雰囲気強度でありながら、鉄華即錆を呈するということに他なりません。
考えがたい状況であることをお分かりいただけますでしょうか?
この場合の条件は二つ。

1.研磨力が非常に強い砥石で、砥汁中にたくさんの鉄の華が介在しているということ。
2.鉄の華が非常に可憐で小さいもの。即ち、強烈に生地が細かいということになります。

1.は錆び色を呈する鉄の華の量のことを言い、当然量的に多くないと、目に見える変化として望めません。
いうまでもない当たり前な話です。
2.は、いきなり大きな丸太に点火するのと、鉋屑に点火するのではどっちが楽か?問うていると解釈してください。燃やしやすいのは、小さい細切れになったものというごく当たり前な話で、酸化しやすさも同様です。
では、1.があって2.がない場合というのは、荒砥石とかダイヤモンド砥石で研ぐ場合が当てはまります。
この場合鉄華即錆はもちろん観察できません。
鉄の華自体が大きいので、量は多くとも酸化も穏やかであるということになります。
それで時間さえ整えれば観察できるかもしれません。

私が、おべんちゃらで申しているのであれば、これらの画像を挙げることは出来ません。
ましてや、画像に関して日常的にごくありふれた原理と法則に則り理由だてすることも不可能なはずです。
結果と原因。この二つを常に組として挙げているつもりで、あとはご自身で確認してにやり笑いしていただくだけとなっております。

どれか一つしか天然の仕上げ砥石がもてないというのであれば、間違いなくこれです。
そのくらい抜き身出たものです。
鉋しか研いでませんが、この仕上がり肌。悩殺であり罪な砥石です。
またしても例のごとく話し込んでしまい、ご馳走いただき帰宅が23時。
ご馳走様でした。

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●Non Title
青紙スーパー、白紙2号、杉本CM鋼、3種の包丁を敷内曇で研ぎましたがどれも文句の無い研ぎ上がりでした。

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