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2007年07月28日 Category : 砥石

 しゅんしゅんは、愛宕の南東のいわゆる当時正本山と呼ばれた、東物(梅が畑)地区の砥石で、採掘が始まった菖蒲谷を含む名門の山でお仕事する職人さんの用語で、敷き巣板の更に下に稀に現れる硫黄分を含む硬く、生地の詰まった巣板の事を指します。
八枚を超えた層にも、硫黄分に侵攻されたところもあります。
また、丹波の職人さんや、一般では煙硝と呼ばれますが、物自体は同じとお考え下さい。


 各お山に、煙硝(しゅんしゅん)は存在しますが、ないところもあります。
高島や八木以遠の山には少なく、大平山・大突などは多く出ます。
しゅんしゅんは、マンガン鉱脈間近のところに良く現れるとききます。
そもそも砥石とマンガンは、一筋程度挟んでセットで出るとも聞きます。


 先日の表の大平山の黒蓮華・黒紅葉の原石に面を付けました。
原石の状態で皮ケツから3-6mm程度は、金属片が多く混入していることが多く、とっても悪い砥石です。
上手にあけることが出来れば、内部は芸術的黒蓮華を呈することが多く、作ってうっっとり・見てうっとり・使ってうっとりできるかと思います。
石が育ってきた層どうりに巧く開ける事が出来なければ、使えません。
手間を非常に食います。
掘り方の職人さんも、「坑道の床を捲くらせるか?」と困ってました。
バールの入れどころというか、固着して手間で仕方ないとの事です。
今までは、採算を大きく割り込む使えない石として、嫌われておりました。


しか~し!本職の方に、良く使ってみたいといわれますが・・・
作った後の私のお手手ごらんください。

黒蓮華カスか何かこびりついて取れません。
こんなお手手で、木材に触れればバチが当たります。
料理人さんもむづかしいかと思います。食を提供する場で、温泉地の香りはまずかろうかとおもいます。


 硫黄分を除けば、非常に力があり良い石です。

もう一点、硫酸塩か不安定な亜硝酸塩を多く含むものもあり、これは結晶を側面に生成して、これらが成す内圧で、石を割ってしまうという恐ろしい石もあります。
梅が畑の石に多いようですが、一概には言えません。
結晶は、塩味とか苦い味がしたりします。
見た目が全く同じなので、後々中から膨れて割れるものなのか否か?予想付きません。
作った後に、石ちゃん(養生材)で側面を空気にも水にも触れないようにしておけば、安泰です。
手間と工夫を凝らせば、嫌われ者でも良い仕事をしてくれます。
よろしくお願いします。


皮ケツ。硫黄の粉吹いてます。粉を集めて燃やすと良く燃えます。
強烈過ぎる研磨力・生地積み・滑走感。力はとんでもないのです。
四十切れ取れますが、もったいないので切ることが出来ません。
弄り回して作るとこんな感じになってしばらく取れません。においもくっさいです。
研削・洗浄後の水盤は、黒蓮華分の黒に染まります。

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