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2007年09月19日 Category : 鋼材

rail1.jpg image by mifuqwai rail.jpg image by mifuqwai


 相当古い双頭レールです。木炭銑チェンと師に頂いた、セットウハンマの頭と砥石を鍛えるタンガロンハンマとレールから練って作った地金棒も写ってます。
レールは、とある建物のH鋼代わりに使われ、コンクリで固められて今日まですごしてきたもので、言わば再々リサイクル品です。
この横文字単語は近年流行ってきていますが、鍛冶業界では大昔から良い刃物の地金として無くてはならない物でありごく普通におこなわれてきました。
約4尺30Kgあります。きっと、一生常三郎様には頭上がらないと思います。ありがとうございます!!!
三木の常三郎さんのところへ、UKの刻印が付いた奴を是非という白鷹先生を初め色々な方より御遣いで明治25年頃日本初で敷設され鉄道のUK(英国)製双頭レールとかチェンとか切りにお伺いしましたが、刻印長々と打ちすぎで思いの他長いわ、アセチレンの火口が分裂しちゃってキレマセン・・ということで、繋がったままの長尺重量物を頂いちゃいました。
なんともおこがましく、罰当たりな私だと思います。この種の鉄は、鉄であって鉄ではなく銅の目方等量以上の価値があるといわれ、カサと目方がはるだけでゴールドバー持ち逃げと実質的にはなんら変わりません・・・
てっちゃん達にとっては、夢と歴史遺産的価値がぎっしり詰まった高貴なる金属です。

旧字体の鐵(鉄=てつ)は金(かね=金属)の王たる哉(かな=~でっせ!~だよぉ!)と分解すれば書けると言う先生の名言がございます。このだるまちゃん型レールもそれを冠するに相応しいものといえるのではないでしょうか?

 レールは伊予に行ってから、鉄工所に入って、先生の思いのままの長さに切っていただき、端っこは頂く事にしております。これはお返しするつもりです。他リクエスト頂きました方々には、御希望どうりスパッと切ったスライス物が実現できると思います。
今度原石を掘りに行くまでまっていてください。


 チェンは鋼付けハンマとかポンチの作成に野鍛冶の職人さんが名乗りを上げてくださったので、北方にお送りいたします。要望をお聞かせいただきました皆々様には、時間がかかって御迷惑おかけしております。
確実に、少しづつ進めておりますので、無期限適当にお待ちください。
よろしくおねがいします。
 

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コメント

●錬鉄のレールについて(主として双頭レール)
本ブログ読ませていただきました。ここに写ってる双頭レールは私から三木市の金物組合?へお渡ししたものです。確約は出来ませんが(これから出る予定)今年度中に約0.5Ton位を掘り出す予定です。地下からのものですので曲がったり折れたりしてますがもしお役に立つようでしたら、発掘で出て来次第連絡いたします。三木市へは錬鉄のレールを数トン、お渡しいたしましたが一部店頭で販売されてるようで残念に思っております。(原則無料でお渡しいたしましたがお礼と言う事で包丁を関係者宛に頂いてます) 発掘の経緯、出土したレールなどは私のブログで紹介しております。もし興味があるようでしたらメール、またはブログへコメントなりで連絡ください。
●ありがとうございます
TAKATAKATAKAさま。
ありがとうございます。
御連絡差し上げたい次第です。
よろしくお願いします。
なかおか

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