段取り仕事
tag : 虹梁
眉とは、虹梁下側にあるヘッコンだラインのこと。
断面図の原寸より、削り上げるカッターの刃の型をこさえます。

今回は36mmの直カッター二枚刃。
墨線カツカツまでしのぎなしの直角にまず落とし、しのぎを付けたい角度を守り、グラインダで中鋤していきます。刃先まで下ろしてはいけません。直径120φの砥石では刃先残り1mmくらいを目安に鋤いていきます。

あとは、キングとかで少し押すだけで、ごらんの様に線状に刃先の当たりができ、刃がつきます。

天然砥石の柔目で揃え、裏押しを軽くすれば、仕上げ不要なほど美しく仕上がります。
裏は青く焼けてしまってますが、250度くらいまで加熱するとこのように変色します。
一般刃物鋼で変色してしまうと死を意味します。豪快に青い!
ハイスの場合、確か550度くらいから空冷でも、何ら問題なしと聞きます。
むしろ、水につけて急冷するほうがよくないとききます。
カッターは日立工機PG46BかPG21Bです。使いやすさが違います。
これを作っておくと、後々丁稚の子でも眉突きが出来ますので、親方喜んでくれます。
現場により意匠が違うので、結構自作のカッター溜まっていきます。
加治屋さんのところにあるレース台(200Vグラインダー)を弄り回していたのでこういう系統の仕事は得意です。
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