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2007年11月08日 Category : 未分類

tag : 虹梁
先日にあったような虹梁の眉は、建物ごとに意匠が異なっていることが多く、それにあわせて回転カッターの刃を加工する必要があります。

眉とは、虹梁下側にあるヘッコンだラインのこと。

断面図の原寸より、削り上げるカッターの刃の型をこさえます。


cutter_making5.jpg image by mifuqwai
てきとぉ~!

今回は36mmの直カッター二枚刃。

墨線カツカツまでしのぎなしの直角にまず落とし、しのぎを付けたい角度を守り、グラインダで中鋤していきます。刃先まで下ろしてはいけません。直径120φの砥石では刃先残り1mmくらいを目安に鋤いていきます。


cutter_making1.jpg image by mifuqwai
こんな感じ!

あとは、キングとかで少し押すだけで、ごらんの様に線状に刃先の当たりができ、刃がつきます。


cutter_making4.jpg image by mifuqwai
一、二分仕事。



天然砥石の柔目で揃え、裏押しを軽くすれば、仕上げ不要なほど美しく仕上がります。


裏は青く焼けてしまってますが、250度くらいまで加熱するとこのように変色します。

一般刃物鋼で変色してしまうと死を意味します。


cutter_making2.jpg image by mifuqwai
豪快に青い!

ハイスの場合、確か550度くらいから空冷でも、何ら問題なしと聞きます。

むしろ、水につけて急冷するほうがよくないとききます。



カッターは日立工機PG46BかPG21Bです。使いやすさが違います。

これを作っておくと、後々丁稚の子でも眉突きが出来ますので、親方喜んでくれます。

現場により意匠が違うので、結構自作のカッター溜まっていきます。



加治屋さんのところにあるレース台(200Vグラインダー)を弄り回していたのでこういう系統の仕事は得意です。

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