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2009年02月11日 Category :

左がみかんになります。右はぐみ。
木目がさらに浮き立つ方法で作っていただきました。
よくある塗装のものではありません。
Orange handle[みかんの柄 安平木工製]-4.JPG Orange handle[みかんの柄 安平木工製]-3.JPG Orange handle[みかんの柄 安平木工製]-2.JPG Orange handle[みかんの柄 安平木工製]-1.JPG
自分用に作る以外で、製品状態の柄にみかんが使われるのは今まで無かろうと思います。
思いのほか美しいみかん柄にびっくり?

これに併せて、以前より段取りしていた加治屋さんによる完全手打ちの下がり輪と口金を用意していただきました。
下がり輪に関して、三木では機械打ち手打ち風のものしか残ってません。
黒いものが一般の手打ち下がり輪。見比べるとよりボコボコです。
内側は鑢がけ。
full hand forged chisel hoop[手打ち下がり輪磨きやすりがけ]-4 full hand forged chisel hoop[手打ち下がり輪磨きやすりがけ]-3 full hand forged chisel hoop[手打ち下がり輪磨きやすりがけ]-2 full hand forged chisel hoop[手打ち下がり輪磨きやすりがけ]-1

口金に関して、三木では手打ち磨き仕上が全くなくなってしまったのですが、この機に付くような事があればいいなと思います。
しかし、非常にお手間のかかるものなので口金代が大きくなります。
大昔のものは板を鍛接してわっかにして鍛えていたので、こういった風合いの口金になっていたようです。
full hand forged chisel squrt[手打ち磨き口金]-4 full hand forged chisel squrt[手打ち磨き口金]-3 full hand forged chisel squrt[手打ち磨き口金]-2 full hand forged chisel squrt[手打ち磨き口金]-1
いずれも、一度ホームセンターのカセットコンロ用のボンベを使うトーチでよいので焼いて青紫とかなすび色にしてあげると良い感じです。

これらはえんじゅ柄
Takaushi semi striking chisel[高丑中叩きえんじゅ柄]-3 Takaushi semi striking chisel[高丑中叩きえんじゅ柄]-2 Takaushi semi striking chisel[高丑中叩きえんじゅ柄]-1 Ioroi 12mm post and beam chisel[五百蔵穴屋鑿12mmえんじゅ6寸]
2009年02月05日 Category :

いや~最近サボって申し訳ないです。
納品物と翻訳仕事でおやまか机に缶詰状態です。

言い訳はさておき、本日もハフハフ状態にてご報告のお電話頂戴いたしました。
口金削っていよいよ最終的なの旋盤仕事の段階では、先述のとおり材の硬さとか脆さが分かると聞きます。

バイト当てるととても硬いといった感想でありこのばあい、固定するための爪が滑ってから回りするそうなです。
しかし!みかんは爪がよくかかって滑らぬという事です。
爪の掛は、材の粘りというかしなやかさを推し量るよい手がかりということで、この二つの相反する性質を両立できる材は、あまり無いのです。
勿論材は両方必要ですから、みかんは最高という事になります。
しかも
目が積んでいて、美しすぎる木理
殆ど芯もちで
脂身で腐りにくく
濡れ手で触ると白樫のように変色するようなあくも出ぬ
といったお約束条件も全てそろいます。
自体は、
全体的に細身で
口金の面は小さくやや木彫様に近く
安平さんお得意の合わせ仕込みで
必ず安平刻印を打ってもらわにゃ
という要望で纏めて見ました

職人さんの名が刻まれたでナイト力も入らないだろうしどうしても納品物の流れ仕事にならぬようにという粛清のための刻印でもあります。
みかん安平木工といったような感じで名が世に通れば、付け職人というなかなか気づいてもらえないような職にもあふれんばかりの日の光が当たるはずです。

私の段取りとして、三木では絶滅してしまった完全手打ちの下がり輪と口金をお願いしてあるので、それも併せて使っていただかねば、最高級のを目指すにあたって悔いが残るものと思いジタバタしているわけです。
しかし流石に転がりにくい四角い下がり輪は勘弁といわれちゃいました。
こめんなさい。

もうすぐお手本が届くはず。

わくわく。
2009年01月28日 Category :

来月に向けてのみかんの木での本邦初の製品として鑿の柄付けのために、試し削りしていただいた感想の件で、わざわざご連絡いただきました。
うはうは!!興奮気味でお話になるところによると・・・
  1. バイト工具当たりよく、サクイことなく切れる。
  2. しかし、軟質材ではなく、剛体
  3. とかく、粘りのある材
  4. 木理が度肝を抜くほど緻密なので物凄い模様が出る
  5. お上品な悩殺的クリーム色
とのこと。あとは、口金部分の一気削りと中子の穴あけのときの工具あたりは如何に?といったところです。
こんな、面白い木があるとはしらなんだとおっしゃられておりましたが、よっぽど大昔の大工か、みかんの里の出の職人さんでないと知らないようなことなのですから当然です。

昔は、みかんの材は減反がなかったので品物にするほど出なかったのもその一因であると思います。
わたしは、運よくみかんと橘/たちばな/に囲まれて育ちましたから、鑿の柄とか棒系統のものは何でもみかんでGOでした。
鉋台も、タマラン極上です。
安平さんともお話したことなのですが、みかんにより熱い想いを馳せて頂く為に、奴らはどこから来てどのような処遇に晒されつつあったのか?是非とも知っておいてください。
みかんちゃん一般は柑橘/かんきつ/と呼ばれ、デコポンもゆずも文旦もオレタチも台の木は橘です。
橘/たちばな/は、一般的に唐橘/カラタチバナ/と称され、中国原産の植物で、略され枳殻/カラタチ/といわれているのとまぁ同義。
去年の伊予出征の際に、みかんの木を伐採していたブログあります。→こっちよ
ここではえている葉がない戦慄のトゲモミソで刺さると体の中で折れて抜けない非常に危険な木が、キコク=橘=カラタチ=唐橘ということになります。
丘の上のポニョならぬ丘の上のウニのような危険なものです。
橘は落葉樹でみかんは常緑広葉樹です。
伊予には多くの橘神社があって、柑橘で飯食っている民に、崇拝されております。
セコムとかなかったころ、よく垣根に植わっていて、春にかわいい葉っぱがでてきて、すぐにアゲハの幼虫に食い散らかされてまた棘だけの木に逆戻りしたりするあの木です!
そういえば、昔はどこでも生えていたものですが、最近危険すぎるのかめっき見なくなったと思います。
とにかくよく育ち、ガッツがありすぎる木で、生命力とか堅牢・不偏・忍耐・めでたいものを象徴するものとして知られています。
東洋では唐草模様として極当たり前に親しまれる模様は、、、
本瓦葺きのともえ瓦とか唐草の例の唐草模様。
木造建築に係る虹梁や実肘木の彫刻にほぼ確実に見られる例の唐草模様。
伊予の砥部焼きといえばシンプルな白い肌に青か緑青で絵がかれる例の唐草模様。
もちろん、典型的なあの風呂敷も。
全て、人々に羨望を浴びる象徴をその葉の形から抽象化したものであるということが、ここまで説明させていただければ、ご察しがつくと思います。
いたるところに唐草模様を貼り付けてうっとり出来る半ば奇妙な我が国民性というものは、橘に宿るものに何とかあやかりたいという思いそのものが溶け込んでおり、我々のDNAにまで焼きついてしまったものであるとして説明付けてあげると、なかなか頷けるものではないでしょうか?

柑橘は、橘が小さいときに、おいしい実がなるものを接木して作ります。それで多品種ながら、台の木は橘になると思います。
橘の実はお仕置きで食べさせられたことはありますが、拷問級に酸っぱ過ぎて食えたものではありません。
ゆずは、橘よりなので、近づくのも嫌なくらい痛いはずです。
みかんが若いときは、棘が多かったりするのも橘の勢いが強い為です。
一本に色々接木することも不可能ではありません。
食べると稀に出てくるみかんの種を植えても橘しか生えません。みかんは接木で増えます。
接木は楽しいので池内小刀を買ってください。
勢いがあって強靭極まりない橘の上に育ちが遅く病風害にも強くないものを差すことで、その勢いの恩恵を受けゆっくり確実に育ちます。
接木マジックは日本建築の適材適所の精神と何ら変わらぬものではないでしょうか?
それで半世紀近いものでも株チンで3寸強にしかならず、強烈に目の積んだものが生まれてくるということになり、よりぎっしり詰まっている材が誕生するのでは?とおもいます。

 また、みかんの皮にある油を目に入れ合って泣いてみたり、ローソクの炎に絞って花火として楽しんだり、発泡スチロールをむちゃくちゃ溶かしてかさを減らして処理コスト大幅に削る油であったり、とてもよく落ちる洗剤になったりと、みかんの皮=すごいことをこなしちゃう油があるところとして知られているのはご存知かと思います。
この油は、材にも多く宿り、材自体を燃やすと呆れる位よく燃えます。
皮付き放置でも内部まで虫が食いにくく、非常に腐りにくく、あくも出ず、濡れ手で触っても樫のように変色しにくいですから蝋引きなし、塗装なしの鑿の柄のお肌もまた美しいのです。
材として木取りした後も、目理の積み方から考えると考え難いほど割れにくく、狂いません。

実にすばらしい木であり材であり橘神社はあれどもどうして世界橘教とかみかん万歳教とかいった宗教が興らなかったのが不思議に感じるのは私だけではないはずです?
接木技術が、古代に大成されていたなら、唐草模様を何にでも貼り付けに留まらず、世界四大宗教の一角として数えられていたのかもしれません。

木をいじくる職なら、材について色々な事を知っておくというのは、それだけでも非常に変えがたい財産であるという想いは、規格・既製品が席巻するご時勢だからこそ大切にして伝え続けて行きたい物です。
知らないということは、減反されたみかん材様は燃やすしか道がないことを意味しますからそれはそれは不幸なことであると思います。
といったぐあいで、今年も馬鹿なことでうにゃ長電話したわけです。
お疲れ様でございました。





2008年12月25日 Category :

gumie [安平木工グミ柄]
な~んじゃこりゃ
と目をひく様なです。
グミで出来ていて、4.5寸丈で出節丸太ならぬ出節
安平さんか池内さんが撮影しなさったものです。
先日の樫の割り材でつくったも面白いですが、こんなのも良いではないですか?
皮をまくって芯だししていくのが苦労なさるようです。
削りきってしまえば今までのですから・・・
実は、安平材木コレクションにはみかんも乾燥中でございます。
しかし、あぶらぎっていてなかなか乾かんのです。
柄付け職人さんは、鍛冶職のように銘を切る場所すら用意されておらず、縁の下の力持ち職人さんかもしれんです。ならば、形や材で勝負です!!
しかし、色々知恵を絞ってよいものを誂えれば、どんな職人さんでも脚光を浴びる機会はあるはず。
私は、材に関してのブランド化に取り組み、池内さんは、職人にしか出せない知恵を絞り、これからおもしろ~いものを色々考えていかねばなりません。

あ~、リクエストいただき、芯をはずした柄とか口金の楽な据え方とか挙げるといって置きながら、一月くらい放置です。
スミマセン、今年中にはできるかな>?

2008年12月10日 Category :

vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-1 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-2 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-3 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-4
vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-5
vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-6 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-7 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-8 vacum recure Tamahagane chisel[高丑真空溶解玉鋼チェン地]-9

頑張る職人さんの下には、面白いものが集まります。
日立が作るケラを真空溶解させて、穴だらけ巣だらけのものが抜けてなくなるようにして作った鋼。
折り返し鍛錬をしたものよりもカーボン量は当初のままを望めますが、鍛え肌とか不純物の抜け具合はちょっと疑問符つきだということです。
真空の中に入れて赤くすると、中の空泡が潰れてしっかり均一なインゴットになるという簡単なカラクリですが、それなりの専門設備と、多大なコストを要します。
地金は、明治中期製チェン地を用い、磨きの木目仕上げのような柴野さん独特の仕上げです。

本当の玉鋼とはスタートが同じでも、鍛えの時点でまるで違うのでなんちゃって玉鋼ということで認識願います。
カーボン量は白二より低めで1.0Wt%を割るのではなかろうか?とおっしゃっておりました。
柴野さんに、スウェーデンアッサブ」の実用試験のように今回も分けていただいたのですが、私は今年はほとんど大工さんをしておりませんので、お好きな方に託そうと思います。
お寺の天井裏でたまに、のみを発見して、玉とおもわれる物などをよく仕立て直して使った記憶あります。
非常に薄付け鋼であることが多く、研ぎやすくて結構柔らかと言うかしなやかという感想が先立ち、同時に妙に軽く切れる切れ味があって、個人的には物凄く好きでした。
お安くいたしますが、お使いになる方の原稿料差分と言うことで!
もうちょっと元気が出たら、単価等詳細を含め、ココに挙げて置きます
しかし、木成りの摺り合わせは仕上げはなかろうもんよ?とおもいませんか?
せっかくの木目光沢仕上げがあじゃぱ~です。
色なし口金で、気が向けば自分で焼き色付けくらいがいいような?
よろしくお願いします。

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